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翌日、昼休み。
アホ共のメールを今日も削除する。
チャイムが鳴り、何時もならトイレへ向かう所をラウンジへ向かう。
さて…何を食べようか…
と思いラウンジへ入った。
「お?君可愛いね…」
「あれ?なんであの子男子の制服着てるの?」
周りの上級生に好奇の目を向けられた。
くそっ…俺は男なのに…!
「やぁ、来たな、少年」
奥の席、そこでパタンとハードカバーを閉じたのは黒雪姫…俺を呼び出した張本人だった。
「用は私だ、すまない、そこを開けてもらえるかな?」
モーゼの伝説の如く開かれた人混み通り抜ける。
彼女の対面に座るとコードを差し出された…
「?」
「可愛く首を傾げるな、ますます君が男か疑わしくなる。
というかこの状況なら君の首に差す以外有るまい」
はぁ?何言ってんだこの人?
こんな中で直結なんてしたら面倒に…
「ほら、はやく差したまえ」
俺はしぶしぶコードをニューロリンカーに差した。
『で、なんでこんな事を?手の込んだ悪戯ですか?』
『ふむ、思考発声はできるようだな。
その問に関しては半分正解と言っておこう』
半分?
『なぜなら私はこれからあるアプリを君のニューロリンカーに送信する。
それは君の現実を破壊する…かもしれない』
現実を…破壊?
そうして文字が写し出された。
【BB2039.exeを実行しますか?】
現実…俺の現実…生き甲斐もなく、夏姫や母さんに迷惑を掛けてばかりの現実…
そんなもの…
『現実なんて糞食らえです』
アイコンを、タップした。
ロードには30秒かかった。
かなり大きいデータだ。
やがてパーセンテージが100になり…
WELCOME TO THE ACCELERATED WORLD
そんな文字が目の前に現れた。
煌々と燃え盛る焔の中、その文字は鮮やかに燃え尽きた。
『なんですかこのブレインバーストってプログラム?』
『ふむ、無事インストールできたようだな。
適性があるのはわかっていた。
しかし、即決だったな。私はこれを受けとるか二分は悩んだというのに』
『適性?』
『このプログラムは脳の反応速度が一定以上でないとインストール不可能なのだ』
脳の反応速度?
なんだ?怪しい実験か?
そう思った刹那
「おい腕無し!テメェ毎回毎回バックレやがって!」
ラウンジの入り口にアホがいた。
はぁ…めんど…
「ナメてんじゃねーぞ!」
あぁ…もう…いっそ手を出してくれれば反撃して正当防衛取れるのに…
「君はたしかアラヤ君だったか」
アラヤ?あぁ、コイツの名
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