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前か…
「春雪くんから聞いてるよ。間違って動物園から送られて来たんじゃないかとね」
く…くく…くはっ…ナイスです…センパイ…
「ンだとテメェコラァ殺っぞ障害者ァァ!」
俺は腕を引き絞ろうとした…しかし
『今だ!叫べ!バースト・リンク』
その有無を言わせぬ声に従い、さけんだ。
『バースト・リンク!』
何かが叩きつけられるような衝撃音がして、世界が青く染まった。
「なんだコレ?フルダイブか?」
気付けば視線がかなり高い。
自分をみるとアバターになっていた。
しかも下をみるとリアルの俺が腕を引き絞ろうとしていた。
「幽体離脱?」
「どちらでもないぞ。我々はBBPの影響の下、加速しているのだ」
振り替えると、そこには黒アゲハ…黒雪姫のアバターが居た。
「はぁ?」
「周りが止まっているように見えるだろうが実際は僅かずつ動いている。
根気よく待てば君がアラヤに殴られる所をスローで見れるぞ」
んな悪趣味ねぇよ。
ていうか…
「訳がわかりません。詳しく説明してください」
「ならばテーブルの裏を見るといい」
テーブルの裏?
しゃがんでテーブルの裏をみる。
そこにはのっぺりとしたポリゴン製の何かがあった。
「今我々はソーシャルカメラが捉えた画像で造られた仮想空間にいる…」
その後、加速の仕組みを教わったりした。
にしてもこんなオーバーテクノロジー染みたアプリ…何に使うんだ?
そう思っていると…
「おっと、説明に時間を使い過ぎたな…
すっかり忘れていたが今現在君はぶっ飛ばされようとしていたんだったな」
げ…そうじゃん…
「まぁ、今の君ならばその鋼の腕で彼を殴り飛ばせるだろう…」
そこで黒雪姫はニヤリと笑った。
「しかしここは敢えて殴られるのはどうだろうか?」
は?
「やです。痛いし」
「ふむ…しかしここ一回を我慢すればこの男を退学にできるぞ?」
なるほど…確かにそれは魅力的な提案だ…
あ…でも…
「俺が殴り飛ばされたら貴女も巻き添え食らいますよ?
義手の分見た目より思いですしね」
「無論ソレが狙いだ。生徒会副会長に傷を負わせたと為れば退学は免れまい」
なるほどねぇ…
「ここは"お主も悪よのう"とでも言うべきシーンですか?」
「おや、我々は正義の側だぞ?」
ふ…ふふ…ふは…
「はっはっはっはっは!黒雪姫先輩!貴女最高だ!」
「では解除コマンドを教えよう。
せいぜい上手く私を巻き込んでくれたまえ
バースト・アウト!」
さてと…
「バースト・アウト!」
世界が色を取り戻す。
そんな
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