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ドラゴンクエストビルダーズ:アレフガルドを復活させられてます(新リュカ伝)
第2章:リムルダール編
6:生きる事に終わりがあっても、生きようとする事に終わりはない
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ど、ゴチャゴチャとゴネただろ……だから心が癒やしを求めたんだよ。あの柔らかさは癒やされるんだよね!」
「あ、あのゲンローワ様……その様な事よりも、早速病人を診て戴きたいのですが」
「そうだぞ。あんたを連れてきたのは病人を治す為であって、エルの乳揉みを羨ましがらせる為じゃないんだぞ! 病室ではケーシーという美女が苦しんでるんだから、サッサと治してこい……もう一人病人が居るけど、其奴は如何でも良いや」
「如何でも良いとは何だ!?」
「お?」
背後から聞き覚えの無い男の声でバッシングが聞こえる。不思議に思い振り返った。
「エルさんがくれた薬草のお陰で、俺は命拾いした。病気って治るんだな……もうエルさんに感謝だよ」
「……誰、君?」
多分、最初に連れてきた病人1号のノリンだと思うけど、此処に居るのが当然の如く喋ってるので、少しだけ虐めてみる。
「な、何だよ……ノリンだよ。リュカが俺をリムルダールに運んでくれたんだろ! 忘れたのかよ!?」
「あぁ……お前か。何だ、生きてたのか。薬草如きで治るとは、お手軽病で良かったな」
やっぱりそうだった。男の顔や声は憶えられないからなぁ……
「お手軽病とは何だ! 苦しかったんだぞ」
病も治り心底元気になったノリンがウザく突っかかる。
もう少し苦しんでればよかったのに……
「ゲンキにナッテ、ヨカッタね」
エルはゲンローワを連れて病室へ入ってしまった……きっとケーシーの様子を診る為だろう。残されたノリンは元気が有り余ってウザい。だから俺も拠点整備に勤しむ。
作業部屋を造ったり、
ジジイ
(
ゲンローワ
)
や
ウザ男
(
ノリン
)
の寝床を造ったり……それなりに忙しいのだよ。
流石の
ウザ男
(
ノリン
)
にも理解できたのか、俺に突っかかるのを止めてくれた。
現状、ただ一人の病人ケーシーは結構可愛かったなぁ……早く元気にならないかな。
「リュカよ……おヌシに頼みたい事がある」
「ジジイの頼み事はお断り」
「……お、お前という奴は」
「何か文句あんのか?」
「おおリュカ様。どうかゲンローワ様のお願いを聞き入れて下さい」
「オッケー? エルの頼み事だったら大歓迎だよ。おいジジイ、サッサと要求を述べよ」
男として当然の反応で返答したら、
ジジイ
(
ゲンローワ
)
が呆れ顔で佇んでいた。
「ま、まぁよい。ワシも病人の様子を診たのじゃが、現状のアイテムでは如何にもならない病状だと判った。そこでおヌシに“調合ツボ”を制作して貰いたい。出来るか?」
「それがあればエルの望み通り、病人が回復するのか?」
「現在病室で苦しんで居る者の病は治せるじゃろう」
「では出来ると言おう。僕はイケメンビルダーだからね……美女の笑顔の為なら何でも出来るんだよ。さぁ作り方を教えなさい」
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