暁 〜小説投稿サイト〜
NEIGHBOR EATER
EATING 23
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、リボンに少しずつ穴が開く。

トリオンレギュレーターのリミッターを一部解除してトリオンを回してはいても、スコーピオンの派生であるリボンの耐久性は高いとは言えない。

更にはシールドも割られ、レイガストシールドモードも削られる。

弾バカが編み出した合成弾の威力はやはり侮れない。

弾幕が止むとハルがもう一度ギムレットを撃とうとしていた。

「ちっ…やるしかないか…」

レイガスト+スラスター+スパイダー=インコム。

レイガストブレードモードのポメルにスパイダーを付け、スラスターで飛ばす。

「そんなの撃ち落としちゃうよ」

インコムの軌道がギムレットの射線上に入る。

「おいおい。これはインコムだぜ」

ギムレットが放たれ…

「スラスター、オン」

インコムがギムレットの射線上から逃れる。

「なっ!?」

そして再びスラスターで軌道が変わり…

『戦闘体活動限界』

ハルを切り裂いた。

『戦闘体再構築』

しかし仮想戦闘モードなので直ぐ様元通りだ。

「雷蔵」

『問題なし、インコムは正常に作動してるよ』

よし…

「ふぅ、負けちゃった」

「流石に負けないさ。というかコレだけやって負けたらそっちの方が問題だろ」

「そう?ピンボールかテレポーターで撹乱すればいけそうな気もするんだけど?
翼君正面しか覆ってないし」

「その時はスラスターで高速戦闘だな」

「スキがないね」

「いや、まだ死にたくないし」

とは言え、フリューゲルを飲み込んでからと言うもの、半人半トリオン体なので早々死にはしないが戦場では何が起こるかはわからない。

「じゃ、続きやろうか」

「OK」



その後のハルとの戦績は七割三分。

まだまだ扱いが難しい。

しかし夜架との戦績は八割五分だった。

純アタッカーに対しては大きなハンデとなるようだ。

「よし、明日太刀川をハメ殺そう」

「やめてあげて翼君…」

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