EATING 22
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イフルをその内の一体に向ける。
引き金を引く。
激しい反動を感じた次の瞬間、ネイバーが崩れ落ちた。
直後、マジカルマスケットライフルが光に消えた。
「ふざけてるだけじゃないんだな…」
今度は十丁同時に召喚し、背後に浮かべる。
「パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ!」
引き金を引くイメージの直後、光が迸った。
それらはネイバーの甲殻ごと貫く。
中には五枚抜きの射線もあった。
「すごいわね…」
「トリオンレギュレーターのリミッターが一部外れてるからな。
このトリガーはトリオン量的に一般隊員には難しいかもしれない」
「しれない、ではなく確実に困難です。
ライフルを毎回生成するのもかなりの消費でしょう」
夜架の言う通り、通常の銃型トリガーの数倍のトリオンを吸われる。
「近接も試すか…」
説明書によれば、リボンはスコーピオンの上位互換らしい。
正式名称はAPT-87-scc23……アタッカー型試作トリガー87号スコーピオンカスタム23式。
「来るよ、翼君」
「わかってる」
スコーピオンの要領で、リボンを出す。
「主様、それは?」
「スコーピオンカスタム。雷蔵の趣味」
伸ばしたリボンを一閃すれば、ネイバーを真っ二つに切断できた。
「旋空じゃんこれ…」
「スコーピオンなので影浦様のマンティスが近いかと」
たしかに…
「じゃぁ、残りも片付けるぞ」
「「了解!」」
任務終了後。
「雷蔵ぉぉぉぉぉぉぅ!」
「おわっ!? なんだ翼か…びびったぞ」
「一発殴りに来た」
「え、いや、ちょ、まっ…」
べきぃ!
「殴ったね…」
「うるせぇ」
べきぃ!
「二度もぶった!まだ親父にも打たれたことないのに!」
「だまれ」
ばこっ!
『<戦闘体活動限界>』
「じゃぁな、雷蔵」
「あ、明日は反逆の物語見るけど…来る?」
「絶対行かねぇ」
けっきょく行った。
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