EATING 22
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構築完了>』
「…………」
黄色いミニスカート。
白いシャツとコルセット。
金髪に茶色い帽子と花の髪飾り。
「雪乃。雷蔵を呼び出せ今すぐにだ」
『どうしたのかしら?』
「いいからあのバカと回線繋げろ早く!」
『わかったわ…』
視界の端にコールアイコンが浮かび、数秒で繋がった。
『やぁ翼、気分はどう?』
「一つ聞きたい」
『何?』
「どうして…」
「どうして戦闘体が巴マミなんだよっ!?」
『え?面白いでしょ?』
「面白くねーよ!なんでコスプレしなきゃいけないんだよ!
これ銃型トリガーの試作機だろうが!」
『真面目な話をすると、諸々の技術的問題で一回一回銃身を再構築しないといけないんだ。
で、せっかくだからデザインを単発のマスケット銃にしてトリオン体のデザインを巴マミにしたんだ』
「筋は通っている…と言うとでも思ったかこのバカ!」
『リミッター外したらティロフィナーレもできる再現性の高さを誉めて欲しい』
「お前にぶちかますぞ」
『マミさんに殺されるなら本望。
お前の所のオペレーターに取扱説明書送ったから』
「言いたいことはそれだけか」
『実を言えばトリガーホルダーもソウルジェムにしたかったけど流石に感づかれるとおもってね』
コールオフ。
『翼君、その…試しに使ってみたら?』
「…………」
取り敢えず送られてきた説明書を読む。
マスケット銃を同時に生成出来るのは十本まで。
リミッターを外したらティロフィナーレできる。
サブ武装としてリボンあり。
トリオン供給器官は髪飾りのソウルジェム。
ベイルアウトできるからマミる心配は無し。
「えーっと…翼君?」
「んだよ」
「それが新型?」
「違う、新型はこっち」
手の中にマスケット銃をイメージする。
光が収束し、一丁の銃が現れた。
「正式名称はSPT-28。
通称マジカルマスケットライフル」
SPT-28はスナイパー型試作トリガー28号という意味だ。
「この格好は雷蔵の趣味だ。帰ったらアイツをブッ飛ばす」
「程々にね?」
そこで夜架が戻ってきた。
「主様…? その格好は…?」
「色々あるんだ。察しろ」
「わかりました」
「被害状況は?」
「家屋13棟全壊5棟半壊です。
近くに遺体はありません」
「了解」
ここら一帯、先程戦闘が行われていたエリアは瓦礫の山と化している。
『翼君。次来るわよ』
「OK」
黒い雷が迸り、ネイバーが現れる。
片手に持ったマジカルマスケットラ
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