第六千九百六十六話 幕末の有名人
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第六千九百六十六話 幕末の有名人
清水次郎長という人についてです、日本はイタリアに尋ねられました。
「物凄い有名人だね」
「はい、昔は駿河今は静岡県におられた人です」
「ヤクザの大親分さんだよね」
「はい、幕末の有名人です」
「その下に色々なヤクザ屋さんがいたんだよね」
「そうでした、ただ」
ここで微妙なお顔になってお話する日本でした。
「森の石松さんにつきましては」
「ああ、その人俺も名前聞いてるよ」
イタリアも知っている人だというのです。
「片目で次郎長親分の下でもかなり有名な人だよね」
「この方は実在だったかというと」
「そうじゃなかったんだ」
「お墓はあります、そしてモデルになった人もおられますが」
「モデルの人がいたんだ」
「そうした意味では実在と言えますが」
それでもというのです。
「厳密に言いますと」
「実在の人じゃないんだ」
そうなるのでしょうか。尚このことは真田幸村さんに仕えていたあの十勇士の多くの人がそうだとのことです。
第六千九百六十六話 完
２０１８・４・１１
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