第二幕その八
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「他にもホビットやドワーフ、リザードマンの人達もいるから」
「オズの国には」
「色々な種族がいてね」
そしてというのです。
「エルフの人達もいるのよ」
「エルフはこの世界では何処に住んでいるんですか?」
恵梨香はトロットにこのことを聞きました。
「ダークエルフの人達は地下に住んでおられますが」
「森ですか?」
ジョージはそこなのかと聞きました。
「やっぱり」
「エルフっていうと森ですし」
神宝もそこではと考えています。
「それなら」
「そこかなってなりますけれど」
最後にナターシャがトロットに聞きました。
「どうなんでしょうか」
「ええ、森よ」
まさにそこだとです、恵梨香は五人に答えました。
「エルフの人達は森に村を作っているわ」
「やっぱりそうですか」
「エルフの人達は森ですね」
「森に住んでいて」
「そこに村を作ってですね
「そこで楽しく、ですね」
「住んでいるのよ」
まさにそうだというのです。
「そこにはフェアリーもいたりしてね」
「あっ、フェアリーもいますか」
カルロスはこのことも気付きました。
「そうなんですか」
「そうよ、そしてね」
「フェアリーの人達も村をですか」
「作ってるわ」
その森の中にというのです。
「それでドワーフの人達も地下に住んでいてホビットの人達は色々な場所に住んでいるの」
「ホビットの人達はそうなんですか」
「洞窟とかにね、人間みたいに平地に村を作ったりもしているし」
そちらもというのです。
「色々なのよ」
「じゃあこのギリキンでもですね」
「会えるかもね」
「そうですか」
「あのエルフの人は旅人だけれど」
見れば背中に紫色の荷物を入れている袋を背負っています、それで皆エルフが旅人だとわかったのです。
「何処に行くのかしらね」
「そのことが少し気になりますね」
「おや、トロット王女ではないですか」
そのエルフがトロットを見て言ってきました。
「また冒険ですか?」
「私のこと知ってるのね」
「はい、オズの国の住人ですから」
「私のことはなのね」
「宮殿の関係者は皆知っていますよ」
オズの住人だからと笑顔で答えたエルフでした。
「私にしても」
「ううん、何か私自分が有名人とはね」
「思っておられないですか」
「そうなの」
こうエルフに答えます。
「だから違和感があるわ」
「ですが本当にですよ」
「私のことはなのね」
「オズの国で知らない人はいないです」
「それで私と貴女は初対面でも」
「わかりました」
そうだというのです。
「それで宮殿ではなく煉瓦の道におられるので、それもオズの国の名士の方々とご一緒ですから」
「それで余計になの」
「わかりました」
冒険に
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