第23話 第三次ティアマト会戦 後日談
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その後の編成替えで第二艦隊、第三艦隊は当分の間再建に努めることになり、残存艦艇から第九、第十一艦隊へ戦力を移転させて、第九、第十一は一万五千隻のフル編成に編成し直したが、残存艦艇の殆どを供出した、第二、第三艦隊は僅か数百隻の司令部しかない状態と成った。
第二艦隊臨時司令官には、コーネフ少将が就任し再編成の指揮を取る。第三艦隊臨時司令官にはルフェーブル少将が就任し再編成の指揮を取る事に成った。又降格された、パエッタ准将は恨みを残しながら辺境警備隊へ転属となったのである。又、サダ中将が第四艦隊司令官から総参謀長に異動した為にグリーンヒル中将が第四艦隊司令官に任命された。ドーソンは帰還後査閲部に異動と成り、その年の7月にひっそりと少将へ昇進した。
帝国暦480年3月10日
■オーディン
銀河帝国では第三次ティアマト会戦の大勝利に沸き立っていた、敵軍に六万隻の内、四万隻近くを撃沈破したのであるから、門閥貴族も辛うじて溜飲を下げたのである。
皇帝陛下もことのほか御喜びになり昇進の大盤振る舞いが行われた。
ベヒトルスハイム元帥はエル・ファシルの失態が相殺になっただけで有るが、ミュッケンベルガーが上級大将にゼークト、ヴァルテンベルク、メルカッツがそれぞれ大将に昇進し作戦に参加した全将兵が一階級昇進したのである。
その頃、エル・ファシルでの逆亡命者達は帝国では珍しく収容施設に入所していたが、第三次ティアマト会戦の大勝利の恩赦で釈放の末、全員が帝国軍軍人として任官する事に成った。
ウィリアム・ジョイス准将も帝国軍准将として同盟軍に対するプロパガンタを行う情報課へ配属になった。
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