各国は相変わらず混乱しています。ですが当事者は気にしていません。
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れているので、各国としても韓国の二の舞は避けたいからだ。
基本的に日本側の護衛を拒否したいタロウだが、自国の存亡に関わる最悪な事態は何としても避けたい日本政府は何が何でも護衛をつけさせることに必死で、そのあまりに切羽詰まった表情で交渉する日本の外交官に恐怖を覚えたタロウは、仕方ないといった感じに日本政府の要望を受け入れたが、護衛は最低でも一人だけという条件をつけた。そして護衛には銀河世界に迷い込んだ伊丹にすることを伝えた。タロウとしてはのんびりとゆっくり過去の地球観光を楽しみたいが、日本政府を含めて各国が絶対にやめてくれと悲鳴をあげてタロウの単独での旅行を拒否していたので、このさい仕方なく秋葉原を観光案内で伊丹に護衛と観光案内を頼もうと考えた。
タロウの要求は直ぐに受け入れられて伊丹はタロウの護衛役となった。何故か知らないが民間人であり、伊丹の奥さんである梨沙もタロウの秋葉原観光に同行していた。
なお、伊丹はタロウの護衛そっちのけで同世代の友人関係のようなフランクな関係で秋葉原を案内して、梨沙の方は当初は地球上で最も話題になっている超有名人の秋葉原の案内役を夫と一緒にやることになって当初は凄く緊張したが伊丹洋司のあまりにフランクな対応とタロウ本人もおおらかな性格もあって直ぐに打ち解けて、秋葉原の案内役のお礼に伊丹夫妻に秋葉原で購入するグッズは自分の奢りと言った事も大きかった。
なお、本人曰く「最近は特別手当で懐があったかいから、このくらい平気」との事であった。
「洋司よ。今からでも銀河連邦に鞍替えしないか?洋司くらいに仕事が出来れば直ぐに将官クラスになれるよ」
「いやいや。俺には無理だって」
「そうですよ。うちの旦那は食う、遊ぶ、寝る、ほんの間にちょっとの人生を地でいく人物ですよ」
「自分の旦那に厳しいね梨沙さん。まあ、でも梨沙さんのような日本の同人作家や漫画家、そして日本のアニメーターが銀河連邦に来れば高給取りになることは間違いないのにな……」
「どうしてですか?」
これに梨沙が疑問に思って呟く。
「俺達の世界は二週間戦争で地球全土が核兵器で人類が絶滅寸前までに疲弊したことは知ってるだろ」
タロウの言葉に伊丹夫は頷く。
「そのせいで地球各国の歴史的文化遺産やほぼ壊滅した。そのせいで今まで存在していた現代文化も消滅。日本の文化も例外なくなくなった。銀河連邦でも何とか二週間戦争以降の文化再現を試みてるけどうまくいっていない。そのせいか知らないけど俺達の世界には日本のアニメや漫画みたいなクオリティが高いアニメや漫画がないんだよ」
銀河連邦ではアニメや漫画はせいぜい子供向けのがほとんどであり、地球世界の時代のような大人向けなアニメや漫画が少ないのだ。アニメや漫画も日本でいえばアンパ
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