各国は相変わらず混乱しています。ですが当事者は気にしていません。
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もそれはないだろ」
「いえ本当です。まずこの兵器に搭載されていますシールドがとてつもなく強固であり、この兵器の全体の防御力の要と言っていいでしょう。シールドだけでも厄介ですが、この兵器事態の装甲も最新式の戦車の装甲を遥か上に位置するだけでなく、現在使用されている戦車の装甲よりも遥かに硬く軽量でもあるのです。武装も脅威であり、まだ試射もしていませんので断言できませんが、レーザー砲の威力は理論上は、これに耐えうる現代兵器が存在しません。もしこの地上の化物が一機だけでも暴れたらアメリカ陸軍の総兵力を壊滅させるだけの力はありますよ」
簡素な説明だが、秘密基地の兵器研究者の言葉の一つ一つはとても重い。専門家の意見からこのように出るだから余計にディレルや軍部高官達の肩に重くのしかかる。
「君の意見はわかった。なら率直に聞こう。この地上の支配者ともいうべき兵器は作れるのかね」
「無理ですね。パーツの一つ一つが現代科学では再現出来ないほどの高品質部品で構成されていますから」
「ならば再現は不可能だと?」
「完璧な再現はどの国でも不可能ですが、しかしこの兵器に搭載されてるレーザー砲やシールドの再現は不可能ではありません。長い時間はかかるかも知れませんが、このオーバーテクノロジーを一部ですが応用は可能です」
同じ物は作れないが、一部ではあるが再現は可能と言われて軍部高官達はホッとする。何しろ銀河連邦から提供されたオーバーテクノロジーはアメリカだけではないのだ。アメリカ同様に大国にも研究目的に無償提供された兵器がいくつもあるのだ。もしここで技術応用が出来なければ、アメリカの優位は簡単に崩れてしまうからである。
各国は銀河連邦から提供された兵器を研究して、現代科学ではほぼ再現不可能な程の高い技術力に驚くばかりであった。各国は何としても銀河連邦より提供された兵器を研究して銀河連邦の強大さを改めて理解するのであった。
ーーー。
「今日は本当に秋葉原を案内してくれてありがとう。今日は俺の奢りだから好きなだけ注文してくれ」
「「あざっす!」」
銀河連邦の艦隊司令官のタロウ・ヤマダ中将と、銀河世界で何かとタロウの世話になった伊丹洋司と、その伊丹洋司の奥さんである梨沙と一緒にチェーン店の居酒屋で乾杯していた。
「悪いね洋司。奥さんと一緒の休暇を潰してまで秋葉原を案内役をさせちゃって」
「いやいいですよタロウさん。俺も梨沙も大して気にしてないから」
「そうそう!秋葉で大量購入したドールグッズもタロウさんのおかげだし、タロウさんマジでありがとうございます」
グヘへと何やら危ない笑みを浮かべながら呟く梨沙に若干だが恐怖を感じるタロウ。というか普通に考えて地球世界に対して銀河連邦政府より事実上の責任者を任せ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ