42部分:第七話 学校に入ってその二
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第七話 学校に入ってその二
「その為のお友達だし」
「それはそうだけれど」
「だから。安心していいわよ」
またにこりと笑って私に言うのでした。
「親神様も教祖もおられるのよ」
「そうね」
それを思い出しました。っていうか今まで忘れている私があれなんですが。
「じゃあ」
「安心していいのよ。御守護を下さるのだから」
「そうよね」
お母さんの今の言葉で気がかなり楽になりました。
「だったら」
「そういうことよ。安心してきたでしょ」
「うん」
「何かあったらお父さんとお母さんも帰って来るから」
こうも私に言ってくれました。
「わかったわね」
「わかったわ。それじゃあ」
「とりあえず。入学式の後一緒に何か食べましょう」
「お好み焼きがいいのだけれど」
おぢばでは何故か和食を結構食べます。おうどんとかお好み焼きとか。今日はお好み焼きが食べたい気持ちでした。
「駄目かな」
「そう思って詰所には頼んでないわよ」
「えっ、そうなの」
読みが早いって言いますか。これには正直驚きました。
「じゃあお好み焼きね」
「うん」
そんな話をして二人でお好み焼きを食べた後で東寮に行くのですが。何か神殿の前で後ろからやけに騒がしい男の子の声が聞こえてきました。
「何かしら」
「新入生じゃないかしら」
私達はそんな話をしました。
「けれどそのわりには声が」
「中学生かしらね」
お母さんはその声を聞きながら述べます。
「この感じは」
「そうかも。あれっ」
何か聞こえてくるその男の子の言葉も。少なくとも新入生の感じじゃなかったです。それどころかおぢばに帰って来たのもはじめてって感じの声でした。
「うわ、何か凄い神殿だな」
「そうだろう?はじめて見たんだよね」
「うん、俺こんな凄い神社見たのはじめて」
神社って。間違える人いますけれどそれをここで言うのは。
「凄いよ、これ」
「言っておくけれどここは神社じゃないよ」
一緒にいるのはおみちの人でしょうか。すぐに彼に突っ込みを入れています。
「神殿なんだよ」
「そうなんだ。あれっ」
何かここで他のものに興味が移った感じです。声だけ聞いていますけれどそれが伝わってきました。けれど何か凄く軽い感じでそれがあまり好きになれません。
「あの制服の人達は」
「あれが天理高校の生徒なんだよ」
「へえ、何か小さい子が多いね」
それって私のこと!?本当に失礼な子のようです。
「それに可愛いし」
少し機嫌をなおしてあげました。
「いい感じだね。何かこの学校に入りたくなったよ」
「ははは、それはいいね」
お断りよって思いました。何であんな子が。声だけ聞いているんですけれど。
「じゃあ帰って勉強しよう」
「二年後ここで笑
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