第六千九百六十二話 黒幕になっていたり
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第六千九百六十二話 黒幕になっていたり
ある俳優さんがヤクザ屋さんに襲撃をされてお顔を切られた事件は日本にとって衝撃的なことでした。
「まさか」
「そのまさかみたいです」
妹さんはすぐにお兄さんに囁きました。
「あの映画会社の社長さんがです」
「やらせたのですか」
「そうみたいです」
「何かもうあれですね」
日本は若手スター独立の時の別の映画会社の社長さんの発言のことからも思いました。
「映画会社はヤクザ屋さんと関係があり過ぎて」
「それで、ですよね」
「社長さんは一歩間違えますと」
それこそというのです。
「黒幕になっていますね」
「一歩間違えるといいますか今回は」
「そのものですね」
「このお話が真実なら」
まさにというのです。
「そうですね」
「はい、恐ろしいことに」
当時の芸能界はこうした感じでした、興行がどうしてもヤクザ屋さんと関係があったからです。
第六千九百六十二話 完
2018・4・9
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