猫娘とUSJ編
NO.013 USJと敵
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いくつ話すつもりだろうと思う一同だった。
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は“ブラックホール”。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「この”個性”でどんな災害からでも人を救いあげているんですよね!」
「ええ。ですが、しかし簡単に人を殺せる力です。みんなの中にもそういう”個性”がいるでしょう?」
それで何人かが頷く。
「超人社会は”個性”の使用が資格制にし、厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。
しかし一歩間違えば容易に人を殺せる”いきすぎた個性“を個々が持っていることを忘れないでください。
相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘訓練でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。
この授業では心機一転! 人命のために”個性”をどう活用するのかを学んでいきましょう! 君たちの力は人を傷つけるためにあるのではない。助けるためにあるのだと心得て帰ってくださいね。」
(………13号、カッコイイ!!)
出久は素直にそう感じた。
それは他の者も同様だ。
13号の言葉はとても世の中を現している現実だからである。
「以上! ご清聴ありがとうございました」
それで起こる拍手喝采。
そこで相澤は訓練を始めようとしたのだが、嫌な気配を感じ中央の広場を見る。
そこにはなにやら黒い霧のようなものが出現してそこからたくさんの人が出てきたのだ。
これも余興の一つか? とあまり状況を理解していないものもいるが、相澤はみんなに警告した。
「一塊になって動くな! あれは……敵だ!!」
こうして悪夢の時間が始まったのである……。
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