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翠碧色の虹
第二十二幕:ふたつの虹を宿した少女
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制作作業に没頭していると、扉から音がした。

凪咲「柚樹君! ちょっといいかしら?」
時崎「はい!」

凪咲さんは少し慌てた様子だ。

凪咲「柚樹君! 七夏がまだ帰って来ないの! 何か聞いてないかしら?」
時崎「え!?」

時計を見て驚く。

時崎「もう19時半!?」
凪咲「いつもよりもちょっと、帰りが遅いから・・・」
時崎「七夏ちゃんから連絡は?」
凪咲「お昼に一度あったきり・・・」
時崎「俺、ちょっと探してきます!」
凪咲「ありがとう。柚樹君! 七夏が帰ってきたら、すぐ連絡します!」
時崎「お願いします! こっちも何かあったら連絡しますので!」

凪咲さんに俺の連絡先のメモを渡した。

凪咲「はい。ありがとうございます」

俺は急いで出かける準備をして、民宿風水を後にする。辺りは暗くなりかけて、少し不安な気持ちになりつつも、足を急がせた。

第二十二幕 完

−−−−−−−−−−

次回予告

虹は光が無ければ存在できないと思っていた。

次回、翠碧色の虹、第二十三幕

「光りなくとも輝く虹」

七色が色を特定しないのなら、光の無い虹という存在があっても不思議ではない。

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