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世界をめぐる、銀白の翼
第七章 C.D.の計略
奪われたモノ
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の眼がおかしい。
さっき解消されたはずの殺意、憤怒、怨嗟がありありと込められている―――――


「お前、その子に何をした!!」

「なぁに、真実を教えてあげただけさ」

「真実だと・・・・?」

「そう、例えば」


「おじいちゃんをよくも殺したな」


「とかね」

「な・・・!!!」


おかしい。
先ほどそれについては解決したはずだ、納得したはずだ!!

何が彼女に起きたのか。
まったく理解できないまま、彼らの前に立つ彼女はその手にバックルを握り締める。



「戦ってもらわないと、こっちとしては困るわけよ。なんで、荒療治だけどあんたらには仇になってもらいました」

「なんだと・・・・!?」

「多分ちょっとすれば記憶ももどる。無理やり挿し込んだ「記憶」だからな。だけどそれまでは相手をしてくれ」

「待て!!お前は一体――――」


「変身!!」

《open up》


問い詰めようと叫ぶ剣崎。
だが、それを遮るようにレイカが仮面ライダークイーンへと変身する。


「殺したんだ殺したんだ、お前らがおじいちゃんを殺したんだ!!」

「まて!!オレ達は」

「ウガァァァアアアアああ!!!!」


吼えるクイーン。
それは、先の戦闘で見た鞭の舞いではなく


ドォン!!!


ただただ荒れ狂う、暴風のような破壊の鞭打であった。




変身し、戦闘を開始するブレイドたち。



その戦いは、先に語ったようにブレイドの勝利に終わる。
だがその時すでに、フードの男は跡形もなく消えていた――――――


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まさかクイーンが説得されちまうとはな。

まあ過去の記憶をいじってやればあんなもんよ。
契約者じゃないから、一時的だけどな。

ついでにバックルの出どころもいじっといたから、まあそう簡単にばれることはないだろうけど


さて、これを旦那のとこに届けてくるかね。


ディラインの時はヘマこいちまったからな。


さぁて、次はだれを差し向けようかな・・・・

残りは・・・・






男は向かう。
その手の中で、コロコロとクイーンのマスクをかたどった指輪を転がしながら。

「旦那」と称する者のところへと、それを届けに向かった。



残るライダー
まだ出現していないデミライダーは―――――



to be continued

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