猫娘と入学編
NO.012 クラス委員長
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んでいるけど外ではたくさんの生徒でごった返している光景を見て、
「どうするか……今からでは避難は困難だな」
「い、飯田君……」
「緑谷君、大丈夫かね?」
「うん……それより僕の耳が感じ取ったんだけど外にいっぱいの人の気配が感じられたよ」
それで窓の外を見てみるとそこには大勢のマスコミが押しかけていた。
「あれは朝の!」
「ど、どうしようデクちゃん!?」
「少し待って……考えるから」
それで考えること二秒ほどで、
「麗日さん! それに飯田君! ちょっといいかな!? 二人の力が必要だ」
「うん、任せて!」
「内容を教えてくれ緑谷君!」
「うん。麗日さんの個性で飯田君を浮かばせて飯田君は個性でどこか目立つところに張り付いてマスコミの事をみんなに教えてほしいんだ!」
「なるほど! わかったよ緑谷君! 麗日君、頼む!」
「任せて!」
それで出久の指示通りに二人は動いて飯田が大声で生徒たちに外の様子を教えるとなんとか沈静化して事なきを得たのであった。
その後にマスコミは警察が到着して撤退していったとか。
そんな事があったがそれで帰りにHRで、
「他の委員長を決めたいと思うんですけど、その前にやっぱりここは飯田君が適任だと思うんです」
と出久は話す。
それに当然飯田は「待った!」をかけた。
「緑谷君。気持ちは嬉しいがお昼の事は君の指示があったから出来た事であって俺一人だけではどうにもできなかっただろう」
「それでもだよ。僕はどうしてもみんなの前だと緊張してしまってガチガチになっちゃうけど飯田君は誰よりもはきはきと声を出してみんなをかっこよくまとめられると思うんだ。だから……お願いしてもいいかな?」
出久は懇願するように飯田に言う。
「…………女子にそこまで言われて断ってしまったらダメだな。わかった。それでは委員長の指名なら仕方がない! これからよろしく頼むよ!」
という感じで飯田が正式に委員長に決まったのであった。
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