猫娘と入学編
NO.011 訓練終了後と放課後の一幕
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駆け出していたらその時に僕の中に眠っていた個性が発現して、僕は元々男だったのに女の子に性転換しちゃったんだ」
「性転換って……マジで!?」
「うっそぉ!? 緑谷って男子だったの!?」
「あ、それですと更衣室での反応も納得いきますわね。元は男性だったのですから罪悪感を感じてしまうのは当然の事ですわ」
それぞれが大なり小なり納得の頷きをしている中で、
「麗日さんにはもう話して受け入れてもらえたからよかったんだけど……聞いておきたいんだ。元は男だった僕の事、気持ち悪くないかな……?」
出久の必死のその言葉に一同は、
「……ったく、水くせぇぜ? 昔はどうあれ今はもう女の子なんだろ? だったらそれでいいじゃねーか?」
「切島の言う通りだよ! むしろ教えてくれてよかったって思う!」
「だな……。もしこのまま隠していたままだったらいずれは緑谷君に軽蔑の眼差しを向けていたかもしれないからな」
「でも、緑谷ちゃんはしっかりと話してくれた。それだけでもう信頼に通じるものよ」
「そうだそうだ!」
と、全員が出久の事を受け入れてくれていた。
あまり言葉を話さない轟や障子なども頷いていたのでいい事だろう。
しかし、そこで峰田がいやらしい目つきをしながら、
「それじゃ緑谷! 元男って事はおさわりオッケーってことか!?」
「ちょ!? なんでそういう結論になるの!? 嫌だよ恥ずかしい……」
思わず顔を赤くさせて胸を手で隠す出久の姿に全員は顔を赤くさせた。
そんな反応をされて、
「うぉっ……本当に元男かよ? しっかりと女の子してんじゃねーか……」
「もともと素質があったのね……」
「デクちゃん、カワイイよー!!」
と、放課後はそんな感じでみんなに受け入れられて出久は心から喜んだのであった。
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