猫娘と入学編
NO.011 訓練終了後と放課後の一幕
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トの言葉に、
「相澤先生の後にこんなまっとうな授業……なんか、拍子抜けと言うか……」
「むむむ……相澤君はどんな訓練を……まぁそれぞれ個性的な授業があるさ。それもまた教師の自由という事さ。それじゃすぐに着替えをして教室に戻りなさい! ではッ!!」
そう言ってオールマイトは駆け足でその場を去っていった。
そんなオールマイトの姿に苦笑いを浮かべる出久は、そこで爆豪に話しかけようとして、
「その……か、かっちゃん……」
「………………」
爆豪は出久の声にも耳を傾けずにそのまま無言で更衣室へと向かっていってしまった。
そんな出久の姿になにかを感じたのか切島が出久に、
「緑谷! 爆豪の事は俺に任せておけよ! なんとかしておくからさ!」
親指をグッと出して切島は爆豪の後を追っていった。
「デクちゃん……今はそっとしておこう」
「うん……」
それで出久たちも更衣室へと向かっていくのであった。
そのまま時間は過ぎて行って放課後の事。
待ってました!と言わんばかりにみんなが揃って出久の周りに集まりだして、出久は困惑の表情をした。
「出久ちゃん! すごかったぜ!」
「そうだな。あんなものを最初に見せられたら燃えるよな!」
それでみんながそれぞれ名前を教えてくれたりして出久は一気に友達が出来た感じで嬉しく思ったんだけど、
「あ、あれ? ところでかっちゃんは……?」
「あぁ、爆豪か。ゴメン、緑谷。反省会に誘ったんだけど即行で教室を出て行っちまった……」
そう言って手を合わせて謝ってくる切島に出久は感謝しつつ、
「それじゃまだ敷地内にいるんだね!? みんな、ごめん! ちょっと事情は話すのを待っててもらってもいいかな!? かっちゃんのところに行かないと!」
出久はそう言って駆け足で出て行った。
そんな出久の姿を見て、
「邪険にされてるのになんだかんだで放っておけないんだな……健気だぜ!」
「聞くところによるとデクちゃんと爆豪君は幼馴染らしいんよ」
「なるほど……それじゃあれも仕方がないという事か」
と、話していた。
出久はなんとか爆豪が校門の前にいるのを発見して、
「かっちゃん!!」
「ああ……?」
なんとか引き留めたけど睨みを利かされてしまう。
それに少し怖気づいてしまうけども、
「聞いて、かっちゃん……僕は一年前までは本当に木偶の坊だった。だけど個性が発動して力を開花できた。そしてとても偉大な人に教えを乞うことが出来て今の僕があるんだ。今回は僕が勝っちゃったけど……かっちゃんの方が絶対強いと思う!」
「慰めてんのか貶してんのかどっちだよ!? 今日、てめぇに負けたのは確かな事なんだ! 半分野郎にも勝てないかもって一瞬思っちま
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