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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と入学編
NO.009 戦闘訓練での組み合わせ
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るわね」
「あたしもー!」
「ウチはそこまでは……でも教えてくれるんなら聞くけど」
「私は知りたいかなー!」

と、キャイキャイと騒ぐことになったが結局出久はみんなより少しだけ遅れて着替えたのであった。
そしてグラウンドに来てみればもうすでに全員揃っていた。

「遅いぞ緑谷ガール! まぁ事情を知っている身とすれば致し方がないがな!」
「オールマイトー! 緑谷の事情ってなんですかー!?」

そこで気になったのか切島が手を挙げて発言した。

「なんだ。まだ話していなかったのか……いつまでも話さないといずれ亀裂が生じてしまうから早く話しておくのだぞ? そうすれば友情はより深まるからな!」
「は、はい! オールマイト!」

一同は出久の秘密に興味を抱いていたけど、爆豪と麗日だけは事情を知っている為に、爆豪は「ふんっ……」と鼻を鳴らし、麗日は「きっと大丈夫だからね」と出久を励ましていた。
それで気持ちを切り替えてヒーロー基礎学の時間が始まった。
内容としては屋内での対人戦闘訓練。
ヒーロー組とヴィラン組に二人ずつ分かれて2vs2の屋内戦をするというものだ。
もちろん基礎学なのだから基礎訓練も必要だろうが、それも踏まえて全員の戦い方を学んでおこうというものも含まれている。

「勝敗のシステムはどうなるのですか?」
「ぶっ飛ばしてもいいんスか?」
「また除籍とかないですよね?」
「分かれるというのはどういう分かれ方でいいのですか!?」
「このマントかっこよくない?」
「んんん〜〜聖徳太子ぃぃぃ!!!???」


次から次へと質問をされるオールマイトは仕方がないのでカンペを見ながらも説明をしていった。
そしてすべての説明を終えて、班分けに入り、

「デクちゃん! 一緒になれたね!」
「うん。麗日さん!」

出久はお茶子と組めて仲良しコンビで戦えることに内心で喜んだ。
他のメンバーたちも班分けは決まっていき、次に対戦相手を決める時だった。
だが、

『緑谷・麗日 VS 爆豪・飯田』

という事になってしまい、出久はマジかー!?と己の不運をまたしても感じていた。
対する爆豪も、

「(けっ……少しは力は付けたらしいが、俺の前では無力だって思い知らせてやるぜ!)」

と、もうすでに自分の勝利に何の疑いも持っていなかった。
ここでもう少し慎重になっていればあのようなことにはならなかっただろうと後に爆豪は思う事になるのかは、さて……。



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