第二十五話
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か」
「はい、敵の罠でそれも原子爆弾でした。昔に使われた爆弾で最近は使われていない旧式爆弾でした、それで発見が出来ないと思われます」
「原子爆弾の旧型か、悪辣なことだな」
「しかし、旧型は使われていないですが今回は発見が遅くなった原因と思われます」
「確かに旧型は今の索敵では発見できないが、それを考慮しての罠か」
「司令官、しかし一個艦隊が全滅したのですぞ」
参謀達は混乱しているな、ヤンは
「ヤン中尉、何か意見はあるかな」
「私ですか?」
「そうだ、皆が混乱しているが君は落ち着いているので聞いている」
周りを見ると士官たちは全員が喚き散らしているのがみえる
「校長、いえ司令官これは現在の兵器を探知するが、旧型は感知出来ない事が問題で旧型の兵器を使いやられました。
恐らくはまだ次の手が待っています。」
「だろうな、残り三個艦隊でイゼルローン要塞の攻略か・・・・・」
これは退却も視野に入れなくてはいかんな。
ロルフはその他に電磁パルス爆弾だ!
熱源を探知し熱源に突入し電磁パルスを発動する。これはイゼルローン回廊の同盟側からは死角となっている場所が幾つも存在している。
罠を考えるのは楽しかったのでこれが成功し、悪戯が成功したと喜んでいた。
「報告します。敵の一個艦隊が罠にかかり全滅しました」
「全滅だと・・・・間違いないのか」
「偵察艦よりの報告です、映像はまだ時間がかかります」
オペレーターが報告し、別なオペレーターが
「敵軍の損害は一個艦隊約1万3千隻です。」
「それでもまだ今の罠が二カ所に設置してあるからね、他にも罠があるし敵軍は此処まで来れるかな?」
「中々に嫌らしい罠ですな」
「ありがとう、最高の賛辞だよ」
「敵は撤退しますかな」
「シトレ大将が総司令官と聞いている、撤退するかもな分艦隊の出番はまだ先になるだろうな」
「それも軍の方針ですからね、出来るだけこの要塞の存在を秘匿する」
「それにしても秘匿出来ているものですな」
「それはそうだ、これをもし誰かに言ったら一族全員を処刑だからな」
「既に2万人が処刑されている、多くが貴族だがなそれにフェザーンの手の者も行方不明になっている事だしな」
「憲兵隊と軍の情報部が厳しく取り締まっている事だし、以前に追いだした艦隊とシュターデン貴族派捕まっているらしい。
艦隊の貴族は7割は処刑されていると聞いたが、門閥貴族でも関係無しにだからな」
要塞プラネート(惑星)の情報は完全秘匿とされていた。
苛烈な情報統制であったが、貴族対策でもあったのだが。
貴族の間引きの意味での秘匿事項であり、多く
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