猫娘と入学編
NO.008 個性把握テスト
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の姿を見て他のみんなは、
「なんだよあいつ。教室の時もそうだったけど女子に対してやることじゃねぇよ」とは背の小さい男の子、峰田実の発言。それに頷く一同。
「あー……うるせーぞ爆豪。いい加減大人しくしないと、除籍させんぞ?」
「ッ!」
相澤のその一言でようやく大人しくなった爆豪。だけどまだ出久には睨みは利かせたままだった。
まぁなにはともあれ出久の実力を垣間見た一同は競技内容も含めてつい「面白そう!」と発言してしまう。
それがまた相澤の逆鱗に触れることとも知らずに……。
「面白い、か……これからの三年間でそんな腹づもりでいく気なら、そうだな。こうしようか。トータル成績最下位の生徒は見込みなしと判断して除籍処分にしてやろうか」
『ッ!?』
その発言に一同は一気に焦らされる。
理不尽にも程があるからだ。
「理不尽というが、世の中さまざまな災害やヴィランの暴走といった唐突な事件が発生する。その度に迅速に対応できないと世の中やっていけねーぞ? それも踏まえて覆していくのがヒーローってもんだろ?
放課後に遊びたいと思っているなら諦めろ。これから三年間、俺達教師陣はお前たちに様々な苦難を与えて行く。それを乗り越えてこそヒーローになれるってもんだ。プルス・ウルトラの精神で頑張れよ。でないとすぐに振るい落としていくからな」
それで気持ちが引き締まった一同はさっそく競技に入っていく。
出久も頑張ろう!と張り切った。
第一種目の50m走では各々が実力を見せて行く中で出久はというと、
「いっくぞ!」
身体強化・怪力にワン・フォー・オールに加え脚力強化を付随し、一気に高速移動をしてタイムは1秒01という堂々の一位を叩きだした。
「くっ……緑谷君は足の方も速いという事か! さすが個性が猫なだけあるな!」
飯田に素直に褒められていた。
第二種目・握力測定。
「ふんっ!」
先程と同じように個性の合わせ技で出した結果は、600kgw。
一位は万力を創造した八百万だったが、それでも二位だった。
「俺の記録を抜かれるとは思わなかったな……」
怪力では自信があった障子目蔵が静かにそう話す。
第三種目・立ち幅跳び
「おい! 軽く100mは跳んだんじゃねーか?」
「すごい脚の力してるな……」
「すごいですわね」
一位でぶっちぎった。
第四種目・反復横飛び
「移動系なら!」
「ケロ。緑谷ちゃん、分身しているようにも見えるわ……」
結果、峰田と同時で測定不能。
高速移動は伊達ではない。
第五種目・ボール投げ
これに関しては先ほどとあまり結果は変わらないが二位だった。
ちなみに一位のお茶子は
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ