番外編071話 if ゲート編 07話
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「そんな訳で……まぁ、この国にいる無能な政治屋に何を言っても無意味かもしれないが、俺達との賢明な付き合いを希望する」
そう言い、俺の話は終わるのだった。
……伊丹が、あちゃーといったように顔を覆っていたが、残念ながら俺は日本の為にここに来た訳ではなく、あくまでもシャドウミラーの為にここに来たのだから、その辺りは納得して貰うしかないだろう。
何人かの政治屋はこっちを憎悪に満ちた視線で見ているが……まぁ、シャドウミラーの力を見せつけるという意味では、これ以上のものはない筈だ。
もしこのまま日本がこっちとの関係を見直すなら、それはそれでいい。
もっとも、関係を見直すといっても、どのような関係にしようとするのかというのは、俺にも分からない。
それが良い方向であれ、悪い方向であれ、それを決めるのは俺の前にいる政治屋達で……そして、この政治屋達を選んだのは、この国の住民達なのだ。
であれば、政治家ではなく政治屋を選んだ自分達が望んだ結果なのだから、どのような結果があっても、それはこの国の住人の責任となる。
それが民主制というものなのだから、この国の住人達も、例え東京を始めとした各所にフレイヤが放たれても、大人しく国と命運を共にしてくれるだろう。
まぁ、伊丹のように気の合う人物くらいであれば、いざとなればシャドウミラーで匿ってもいいが。
そんな風に考え、俺達は国会を出るのだった。
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