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転生とらぶる
番外編071話 if ゲート編 07話
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られれば、何かがおかしいと感じる程度には影響はあるのだろう。
 1人、また1人といった具合に黙り込んでいく。
 そうして、特に強い野次を飛ばしていた数人が黙ると、その周囲にいる者達も多少の影響を受けて黙り込み、次第に野次は小さくなっていく。
 ロウリィは俺の方を見て興味深そうにし、テュカやレレイといった面々は不安そうな様子を見せたままだ。
 伊丹の方は、何が起こってるのか全く分かっていないのだろうが、それでも野次が急速に収まっていったのは俺の仕業だと理解はしているのか、視線を俺に向けていた。

「……うん? どうかしたのか? 急に静かになったみたいだが?」

 野次が静まり返った国会の中を見回しながら、言葉を続ける。

「まぁ、いい。どうやら静かになったようだし、話を続けようが。自衛に関してすら他国の下に入って半ば属国と化しているこの国と違って、シャドウミラーは歴とした一国家だ。それに、この世界では理解出来ないような事も何度となく起きている。この国はどうやら自衛隊という名の軍隊を持ってるようだが、それで銀座事件をどうにか出来たか? いや、どうにか出来はしたんだろうが、その過程で起きた被害はどれくらいに及ぶ? そんな事態が何度も起こったら、軍事優先になるのは当然だと思わないか?」

 正確には、俺達部隊としてのシャドウミラーが対外上色々と問題があるからこそ国という形になっていったのだが、実際に色々な……本当に色々なトラブルに巻き込まれたというのは、嘘ではない。
 世界規模どころか、銀河規模のバジュラの件とか。
 勿論その世界に介入しないようにしていれば、その辺りはどうとでもなったのかもしれないが……俺達が介入した事により、恐らくは本来死ぬ筈だった者を少なからず助けたというのは、間違いのない事実だ。
 もっとも、それは逆に俺達が敵対した勢力では大量の死者が出ただろうが。
 ともあれ、この国の政治屋が俺の殺気に正面から対抗出来る筈もなく、俺に質問をしている政治屋も、結局それ以上は何も口にしないまま、だが自分は悪くないといった正当化だけはまだ捨てていない。
 ……ふむ、そうだな。今の一件だけでそれなりに向こうに対してこちらの力を見せた訳だが……殺気というのは、あくまでもここにいる者、それも俺に殺気を向けられた者だけが感じられるものだ。
 つまり、この光景をTV中継等で見ている者にとっては、いきなり野次が消えたとしか見えないのだ。
 にしても、仮にも一国の代表として選挙で選ばれた面々がああも野次を飛ばしてくるとはな。
 これを見る限り、やはり民主制というのは衆愚政治以外のなにものでもない。
 いや、制度としては優れたものなのかもしれないが、それはあくまでもきちんと能力のある政治家が多数を占める場合に有効なのであって、取りあえず
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