第1章.王都編
11.王都到着
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だぞ、それ兄ちゃんに渡してみな。」
さっきの幼い男女の子供は兄妹なのか?
「大丈夫だよ、、これくらいなんとも、、あっ!」
少女はバランスを崩し持っていた荷物を通行人めがけて倒してしまった。
「あぁ....どうしよう。。どうしよ”う”」
少女は泣き出しそうになっていた、そこにさっき荷物を倒された通行人が寄って行って
「こういう作業も真面にできないのかお前は、役立たずめがッ!」
そういって腰にかけていた鞭を取り出し少女へ鞭を振るった。
通行人と思っていた人は監督役だったようだ。
「す"みません...すみません...ッ!」
少女は必死に許しを請うが聞き入れてもらえていない。
「妹を許してやってくれませんか、罰なら代わりに俺が受けます!!」
そういって少女の兄が監督役に問いかけている。
「そうかそいつはまだ日が浅かったな、お前に免じてそいつは許してやろう。
だが代わりにお前に罰を受けてもらうぞッ!」
そう言い少年にむかい鞭を強く打ち付ける。
その場を見て咄嗟に助けに入ろうとするが後ろから手を引かれた。
「助けたいのは分かる、だが今は堪えろッ!」
手を引いたのはテジモフさんだった。
「今君が出て行けば、事態はもっと悪化する。」
その言葉を聞き冷静に考えた、制度がある限りその人たちを罰する事は出来ない。
無理に助けようとすれば少女たちはさあに危険になり、俺自身も只じゃすまない。
「分かってもらえたようじゃな、、。」
俺は静かに頷く。」
「物分かりが良くて助かるわい、では城へ向かうとするか。」
「分かりました。」
そう返事をして、暗い表情をしたまま王城への歩みを進める。
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