猫娘と入学編
NO.007 夜の出会いと入学
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戻して……緑谷ガール。春に雄英で待ってるぜ!」
「はい!!」
そして出久は爆豪とのちょっとしたいざこざはあったものの中学を卒業してついに雄英への登校初日の朝になった。
「出久! 忘れ物はない!?」
「ないよ!」
「しっかりとスカートは穿けている!?」
「う、うう……少しスースーするけど大丈夫だよ! それより麗日さんと待ち合わせしているからもう行くね!」
それで家を出て行こうとする出久に引子は最後に大声で名前を呼んで、
「超カッコいいよ!……いや、もう出久は女の子なんだから、そうだね……超カワイイよ!」
「あ、あはは……うん!…………行ってきます!」
出久は泣きそうになりながらも元気よく家を出て行った。
そして校門の前まで到着するとそこにはお茶子の姿があった。
「出久ちゃん! おはよう!」
「麗日さん! おはよう! よろしくね」
「うん。よろしく!」
二人は仲良く校舎の中へと入っていった。
道中で、
「でも、出久ちゃん制服とか大丈夫? 慣れてないんじゃないの……?」
「そうだね……尻尾も出す穴もだけど色々大変だったよー……中学まではずっと男子制服で過ごしていたからまだ落ち着かないのが正直な所だね」
ぴょこりぴょこりと猫耳と尻尾を動かしながら出久はそう話す。
お茶子も大体想像は出来ていたので触りたいモフりたいわさわさしたい欲は抑えながらも、
「そうだよねー。これから色々と女子について教えてあげるね!」
「よろしくお願いします」
そんな感じで二人は1−Aと書かれたどデカい扉を開いた。
そこにはあの眼鏡の少年と爆豪が言い争いをしている光景を目にして、
「(最初から前途多難!?)」
まさかの苦手意識を持つ二人が一緒とはどうなっちゃうのー!?と出久は己の運のなさに後悔をしたのであった。
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