CAST 25
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を見かけてから白夜を着せ替え人形にするって決めたから。
自分のはもう買ってあるし」
「ジーザス…」
着せ替え人形って…お前…
「白夜様。ここはもう開き直っては?」
うん。水波の言うとおりだね。
もう開き直ってオシャレした方が楽かもしれない。
「さ、次のお店行くよ」
「は?」
「安心して。お金は私が出す」
「おまえはなにをいっているんだ」
「桜井さん、白夜連れてきて」
「かしこまりました」
そのあと十数は店を廻った気がする。
とてつもなく疲れた。
二人と別れ、家に帰る頃にはへとへとだった。
「白夜様。お疲れですか?」
「うん…」
「では夕食の支度をしますのでソファーで横になっていてください」
「うん…」
side out
ソファーに横になり寝息をたてる白夜。
ワンピースの裾からハリのある太ももが延びていた。
元が男である白夜は、体を女にしていてもガードが緩い。
水波は今日買った買い物の入ったバッグを持ってきた。
そして、一枚の布を取り出す。
そのあと、白夜のワンピースの裾に手を入れる。
その中のトランクスを、白夜が起きないよう慎重に脱がせる。
「ふふ、白夜様はパンツだけは絶対に男物ですからね…」
スルリとトランクスを脱がせると、今度はバッグから取り出した布切れを…パンティを履かせる。
「これでよし…」
水波は今の白夜にこれ以上の悪戯をしたい気持ちを抑え、カメラを取り出す。
まず白夜の全身が写るように撮る。
音もフラッシュも出ない。
四葉が黒羽の任務…非合法な資料収集等の為に作り上げた超々高性能カメラである。
次に顔のアップを。
バストショットを。
そして最後。
彼女は白夜のワンピースの裾を捲り…
「これでよし…。
真夜様の知らない。私だけの白夜様…」
四葉真夜への忠誠を失った訳ではない。
だが、桜井水波という一人の女として、彼女は白夜を好いていた。
「さて、夕食を作らなければ」
白夜のトランクスとカメラをバッグに詰め込み、彼女はソファーから離れて行った。
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