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死神と呼ばれた転生者
最終話
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賭けだが、乗ってやろう」

 グラナダでジオンと連邦政府との終戦協定が結ばれた。
 事実上の連邦の敗北宣言だった。
 ギレンは帰りのグワジンでご満悦であった。
 珍しくキシリアもデキムへの報告に同行していた。
 グワジンの周囲には護衛艦がびっしり詰めており、襲い掛かる馬鹿はいないと思われた。

 リュウイチ「よう、気分が良いか。ギレン、キシリア」
 ギレン「何者だ」
 キシリア「この声はお前か、リュウイチ少将」
 リュウイチ「正解。だが別名『死神』」
 ギレン「馬鹿に構っては居られん。早々に排除しろ」
 リュウイチ「馬鹿は手前だ。雑魚は俺達がやる、キャスバル仇は討たせてやる」
 キシリア「成程、シャアも一緒か」
 シャア「やはり気付いていたか。なおの事死んで貰う」
 ギレン「ダイクンが生きていたか。やれ」

 リックドム部隊が次々上がって来る。

 リュウイチ「遊びにもならん」

 ツインバスターライフルを構え、リックドム部隊を捉えると引き金を引いた。
 リックドム50機余りが、次々と光に消えていった。

 ギレン「何をしているたかが2機のMS、艦砲射撃で消し飛ばせ!」
 リュウイチ「キャスバル。避けなくていい、ビームが避けてくれる」
 シャア「そうか。殺しに行って来る」

 シャア専用にカスタムされたゲルググを、グワジンに向け飛ばした。
 艦砲射撃が来ても言われた通り、ビームが避けて行く。

 シャア「これはいい。ギレン逃げなくていいのか」
 ギレン「何をしている。早く撃ち落とせ」

 グワジンから密かにランチが出てザンジバルに乗り込んだ。

 リュウイチ「キシリア。逃げようとしても無駄だ」

 ブルーを転移させるとザンジバルのロケット推進部を、シシオウブレードで切り裂いた。

 シャア「まずは貴様だ、ギレン。死ね」

 ビームナギナタがグワジンの艦橋を貫き、ギレンは宇宙へ散って行った。

 シャア「次はキシリア。ガルマの元の送ってやる」
 キシリア「シャア! 待ってくれ」

 シャアはビームライフルを構えると、ザンジバルの艦橋に5発撃ち込んだ。
 キシリアはザンジバル諸共宇宙の塵となった。

 リュウイチ「キャスバル下がれ。そいつらを消す」
 シャア「分かった」

 シャアのゲルググがブルーの横に並ぶとブルーから簡易縮退砲を渡された。

 リュウイチ「艦隊のど真ん中へ撃ち込め」
 シャア「やってみるか」

 ゲルググが簡易縮退砲を艦隊中央に向け発射した。
 凄まじい閃光と共に巨大なエネルギー弾が、艦隊を飲み込み光の中へ消えて行った。

 シャア「凄まじい威力だな」
 リュウイチ「どうだ。これでもまだ弱気になるか?」
 シャア「い
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