暁 〜小説投稿サイト〜
死神と呼ばれた転生者
第9話
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ある意味まともに戦っていたのは、V型感染症が酷くなりその為フォールド・ウェーブを出せるようになった、シェリル・ノームの歌とアルトのVF−171EXのみ。

 だがそれもランカの歌声が流れて来るまでだった。
 宇宙に巨大なランカが現れ歌い出すと、シェリルの歌声はかき消されてしまった。
 しかもアルトのVF−171EXの墜落、シェリルのV型感染症の悪化で倒れ形勢は悪くなるばかり。

 リュウイチ「アルト生きているな」
 アルト「ああ」
 リュウイチ「それでランカの居場所は、分かったのか」
 アルト「あれは映像だ。だが中にランカが囚われている」
 リュウイチ「じゃ早く救いに行け」
 アルト「無理だ、俺は機体をもう」
 リュウイチ「機体ならあるじゃねぇか。後ろを見ろ」
 アルト「俺のVF−25」
 ルカ「先輩乗ってください」
 ミハエル「運んで来てやったぞ」
 リュウイチ「それじゃ早く行って来い」
 アルト「ああ行けるぞ」
 オズマ「スカルリーダーよりスカル4へ。ランカは任せる。だが傷一つでも付けて見ろ、反応弾でお前を消してやる。行けぇ」
 アルト「隊長。了解」

 巨大ランカを目指し飛んで行くアルトのVF−25に、ブレラのVF−27が並んだ。

 ブレラ「こちらブレラ・スターン、これより貴様を援護する」
 アルト「ブレラ! どう言うつもりだ」
 ブレラ「俺はランカの実の兄だ」
 アルト「何!」
 ブレラ「この前のお前との戦闘で、グレイス達の洗脳が解けた。グレイス達に借りを返す!」
 アルト「そうだったのか・・・よし、行くぞ」
 ブレラ「ああ」

 2機は長年組んだことがある様に華麗に、戦闘の中を切り裂いて飛んでゆく。

 リュウイチ「よし。もうじきだ、ゼウス砲撃準備!」
 艦長「了解。ゼウス強攻モード、マクロス・キャノン準備」

 それから10分程した頃。

 アルト「こちら、スカル4.ランカ・リーを無事救出に成功した」

 フロンティア船団側に歓喜の声が沸き上がり宇宙に響いた。
 そしてアルトのVF−25がマクロスに着陸、ランカを連れてシェリルの元に急いだ。

 リュウイチ「艦長! 撃てぇ」

 ゼウスからマクロス・キャノンが、巨大ランカに命中映像が消えて真の姿を現した。

 オズマ「バトル・ギャラクシーだと!」
 リュウイチ「どうやら一連の騒動は、ギャラクシー船団の陰謀って事だな」
 オズマ「やってくれたな! SMS倍返しだ」

 その時宇宙に2人の歌姫の歌声が流れて来た、するとバジュラの攻撃色が消えて行った。

 リュウイチ「どうやら歌姫達も復活したようだ。ゼウス各機もう押さえる必要は無い」

 バトル・ギャラクシーから大量の、VF−27とGゴースト
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