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死神と呼ばれた転生者
第9話
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 オズマ「まあな」

 とは言え既に20時間が経過している。

 リュウイチ「まずいな。精神に来ている奴が出始めた。ゼウスに叩き込んで寝かせろ」
 オズマ「ウチも補給が間に合わん」
 ユーリ「うーん。最後の手は使いたくないんだよな」
 リュウイチ「ユーリ。何か手があるのか」
 ユーリ「ウチの兄貴達を呼べば・・・・」
 リュウイチ「お前の兄貴?」
 ユーリ「ギレン・ザビ」
 リュウイチ「ちょっと待て。お前何を言っている」
 ユーリ「この宇宙のザビ家は負けたけど。俺の宇宙は宇宙制覇したんだよ」
 リュウイチ「お前ザビ家に転生したのか」
 ユーリ「当然イレギュラーだけどね」
 リュウイチ「原作にはいないからな。でも呼ぶな、これは俺達の遊びだ」
 ユーリ「分かった」

 ユーリは嬉しかった。
 他の宇宙ではピンチになってこの提案をすると、呼んでくれ・助けてくれと言われ気持ちが萎えた。
 だがこの人は呼ぶな俺達の遊びだと主張した、それがとても嬉しかったのである。

 リュウイチ「くそが。『死神』が虫に負けるか!!」

 ツインバスターライフルも使い物にならなくなった。
 ヴェスパーもとっくに過熱して、オーバーヒートだ。
 遂に飛び道具が100mmマシンガンだけになった。
 いやもう1つ忘れていた。

 リュウイチ「ドラグーン行け?」

 ドラグーンが近づいていたバジュラを叩き落とし始めた。

 リズ「リュウイチ! 武器コンテナを撃ち出すから受け取って」
 リュウイチ「何でもいい。寄こせ!」
 リズ「発射!」

 長い武器コンテナが撃ち出され、こちらに向って来た。
 ブルーは上手く受け止めコンテナを開け、武器を取り出した。
 バスターランチャーに似ているが口径が全然違う。
 構う物か、撃てれば何でも撃ってやる。
 ブルーはその武器を構え、引き金を引いた。
 凄まじい閃光が巨大なエネルギー弾となり、バジュラの群れを幾つか飲み込み消滅させた。

 リュウイチ「リズ。これってまさか」
 リズ「縮退砲よ」
 リュウイチ「いい仕事してくれるぜ」

 ブルーは次々と大量の群れを消滅させていった。

 ユーリ「リズさん、俺にも2本頂戴」
 リズ「あんたは自前があるでしょう。まあいいわ。受け取りなさい」

 ネオ・ヅダに向けて2つの武器コンテナが撃ち出された。
 ネオ・ヅダも上手く受け止めると、武器を取り出し両手に構えた。

 ユーリ「縮退砲乱れ撃ち」

 他の機体も欲しくなりリズに一斉に通信が来た。

 リズ「面倒だから全員の前に転送させる。受け取れ転送」

 すると各機体の前に武器コンテナが現れ、全機武器を取り出し撃ち始めた。
 大量の群れが見る間に消し飛ば
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