24部分:第五話 彩華ラーメンその一
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「バニラ」
オーソドックスでした。
「白ね」
「今日の先輩の下着の色だよね」
「えっ、ちょっと」
な、何で知ってるんでしょう。今日はズボンですし上着もちゃんと着て絶対にわからない筈なのに。
「何でそんなの知ってるのよ」
「あれっ、そうだったんだ」
言った本人がかなり驚いた顔になっていました。
「冗談で言ったのに」
「えっ!?」
・・・・・・しまった。またやっちゃいました。
「そうだったの」
「当たり前じゃない。何で俺がそんなこと知ってるの」
「そうよね」
ですよね。有り得ないです。
「驚いて損しちゃった」
「けれど今日の先輩白だったんだ」
また楽しそうに言います。
「可愛い感じ?似合うと思うよ」
「どうでもいいでしょ、そんなの」
出しちゃった言葉はもう返ってきません。自分でもとんでもない失敗をしちゃったってことはわかってます。よりによってこの子に。またしてもです。
「次その話出したらソフト買ってあげないから」
「そう言うと何かお母さんみたいね」
「それでもよ」
ここは強引に押し切ることにしました。
「下着の色とかどうでもいいし」
「俺はそうじゃないけれど」
「新一君は関係ないのっ」
これ以上この話をしても私が墓穴掘るだけです。とにかく終わらせることにしました。
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