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何もない俺が異世界転移
7.真実の打ち明け
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ですか?」

「ああそれか、冒険者をして居った時のワシの昔の写真じゃよ。その時の仲間たちが映っておる。」

「テジモフさん冒険者だったんですか!」

写真内には、中心に金髪の男性その周りにかっこいい装備などを身に着けた
冒険者らしき人達が数十人いる。
気になったのは金髪の男性と隣にいる女性が手を組んでいる事だ。

「中心の金髪の男がワシじゃ。」


「ええっ!?そうなんですか。」


はい思った通り、イケメンでした。


「ああそうじゃよ、今じゃ年を取って金髪も白髪に変わってしまったがの、はっはっは。」


「では、隣の女性は?」


「ああワシの妻じゃよ、キーラというんだ。」


きれいな人だなぁ...


「奥さんは今どちらに?」


「隣村まで買い出しに行ってるよ、遅くなってきたしそろそろ帰ってくるはずなんだが」


「おひとりで行かせて大丈夫だったのですか?魔物も出るとの話ですが。」


「そんなやわな奴じゃないよあいつは」

と話をしていると入り口の方から声が聞こえた。

「今帰りましたよ」


「おお、お帰りキーラ。」


先ほど話をしていたテジモフさんの奥さんが帰ってきた。


「あら?そちらの人は?」

俺の方を向いて疑問を抱いている、それもそうか。

「私の名前は清水雄一と言います。わけあってテジモフさんにお世話になっています。」

「そうなんじゃよ、説明をするから席についてくれないか?」

そういうとテジモフさんはキーラさんが買ってきたであろう荷物の入った手提げを受け取り
家の奥へ向かって行った。

そして、全員が席へつき今俺がここヘ居る理由などを説明する。

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