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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と入学編
NO.006 結果と告白
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てゴクリッ…と喉を鳴らす出久。

『筆記試験はいい成績だった。グレートだ。
さらには実技試験ではヴィランポイントは一番の75ポイント。それに加えてレスキューポイントという隠された項目があるのだが、君は女子を救うために0ポイント仮想ヴィランを倒した。
それが採点されたために60ポイント。
合計135ポイント……よって緑谷元少年……いや、もうこれからはこう呼ぼう。緑谷ガール!
君は雄英試験トップ通過だ。おめでとう!!
来いよ、緑谷ガール! 雄英(ここ)が君のヒーローアカデミアだ!』
「ッ、はい!!」


晴れて出久は雄英高校への進学が決まった瞬間だった。
すぐに引子にその事を話してその晩は盛大にパーティを振る舞われた。






そしてその夜にあの時に電話番号を交換しておいた麗日お茶子と電話で話し合っていた。

「麗日さん! 僕、合格できたよ!」
『そっか! うちもなんだけどなんとか合格できたんよ。なんか怪我してる子がいたんで運んであげたのが幸いしたのか合計でギリギリでいけたよ!』
「そっか! それじゃ春から雄英でよろしくね!」
『うん!』

しばらくそれから話し合っていた二人だったけど、ふと出久は隠し事はしたくないという気持ちで、

「麗日さん、ちょっといいかな?」
『うん? どうしたん、出久ちゃん?』
「うん。麗日さんには話しておこうと思って……僕ね、今はこんな女の子だけど実は元は男だったんだ」
『ええ!? 嘘やん!?』
「ホントホント……今からその時の写真を送るね」

送った後にしばらくして、

『た、確かに面影があるね……でも、なんで?』
「うん。ヘドロ事件の事を知っているかな?」
『あ、オールマイトが活躍した事件だね』
「そう。その時に僕は幼馴染を助けようとして無個性だったのに飛び出しちゃったんだ」
『出久ちゃん、無個性だったの!?』
「あはは……うん、まぁ。で、その時になんか眠っていた個性がいきなり出てきちゃって今の姿になっちゃったんだ」
『そうだったの……』

不思議そうな声が電話先から聞こえてきた。

「それでね、もう友達だと思っているけど、だから聞いておきたいんだ。僕の事気持ち悪くないかな……?」
『そんな事ありえへんよ! 昔はどうあれもううちと出久ちゃんは立派な友達だよ! 気持ち悪いなんて思わないからね!』
「そっか……。えへへ、ありがと麗日さん」
『うん! もしこの話をこれからクラスメイトになる人達に話すようだったらうちを頼ってね。力になるから!』
「うん!」

そんな感じでお茶子との友情がもうすでに出来上がっていることに出久は喜んだ。
新生活が楽しみで仕方がないと思う出久だった。



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