番外編〜『最強』の覚醒〜
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上でその放送を聞いた。佐世保か。千尋達ん所か。アイツが居るのに救援要請ってことは、相当やべーんだろう。
「さてと、行くか。」
オレは工廠に向かおうとして、ふと海面を見た。
海面に写っているオレは、あの日から緑に染まった髪をしていた。
「…………人外の証か。」
オレはボソッとそう言うと、マントを翻して工廠へ向けて移動し始めた。
―工廠―
「木曾、到着した。訓練してたから艤装は装備済みだ。」
オレが工廠へ入ると、既に全員揃っていた。
「よし、それじゃあ補給だけ済ませるね!」
明石さんはそう言うと、オレの艤装をいじり始めた。
「木曾、なんか余裕そうだね。」
艤装を装備し終えた時雨が、話し掛けてきた。
「…………別に。」
オレは簡潔に済ませると、皆が装備を終わらせたことを確認した。
「それじゃあ、行ってらっしゃい。絶対、生きて帰ってきてくれ。」
提督は、それだけしか言わなかった。オレに任せるって事だろう。
「あぁ。」
オレはそう言うと、工廠から出て海へ飛び降りた。他の連中もオレに続く。
オレは軽く息を吸うと、いつもの口上を言った。
あの口上は旗艦が言うものだが、最近はずっとオレが言ってる。それに誰も何も言わない。
だから、オレも気にせず言う。
「お前ら、暁の水平線に勝利を刻むぞ。」
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