猫娘と入学編
NO.005 雄英試験
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入試要項通り! リスナーにはこの後! 10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ! 持ち込みは自由! プレゼン後は各自指定の演習会場に向かってくれよな!』
その説明を受けて爆豪が言った。
「同校同士で協力させねぇって事か。それじゃてめぇを潰せねぇじゃねーか?」
「怖いよかっちゃん……」
その間にも説明は続いていく。
『演習場には仮想敵を三種、多数配置してありそれぞれ『攻略難易度』に応じてポイントを設けてある! 各々なりの“個性”で“仮想敵”を行動不能にし、ポイントを稼ぐのが君達リスナーの目的だ! もちろん、他人への攻撃等アンチヒーローな行為はご法度だぜ!?』
プレゼント・マイクの説明に、しかし横槍を入れる眼鏡の青年が立ち上がった。
「質問よろしいでしょうか? プリントには四種の敵が記載されています! 誤載であれば日本最高峰の恥ずべき痴態です! 我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!」
ご尤もな意見だと出久は思った。
確かにプリントを見れば四種と書かれているのが見て取れる。
だけどプリントを見ていた出久に対して眼鏡の少年が「ついでにそこのポニーテールの猫種の女子!」と声を荒げて、
「説明中にさっきからブツブツとうるさいぞ! 物見遊山で来たのならすぐにここから帰りたまえ!」
「うっ……」
それで周りの視線もあって涙目になる出久。
その反応に眼鏡の少年は慌てたようで、
「す、すまない! だがここはもう試験会場なのだ。だから静かにしてくれると助かるのだが……」
「すみません……」
「わかってくれたのならいいんだ」
なんとか沈静化したのを確認したプレゼント・マイクは、
『痴話喧嘩ならいつでもできるぜー!? 今は試験に集中しな。まぁそうだな。受験番号7111くん。ナイスなお便りサンキューな! 四種目の敵は0P! そいつはいわばお邪魔虫だ! 各会場に一体! 所狭しと大暴れするよう『ギミック』よ! 戦わず逃げることをお勧めするぜ!」
「ありがとうございました!失礼いたしました!」
それで着席する眼鏡の少年。
『俺からは以上だ!! 最後にリスナーへ我が校の校訓をプレゼントしよう。
かの英雄ナポレオン=ポナパルトは言った!『真の英雄とは、人生の不幸を乗り越えていく者』と!!
更に向こうへ!”Pius Ultra!!”それではよい受難を!!』
それから試験会場の場所へと移動していく一同。
その中を出久は歩いていきながら、
「(大丈夫……オールマイトとの特訓の成果を出し切ればいいんじゃないか。僕は出来る!)」
その中で先ほどの眼鏡の少年と助けてくれた女の
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