流星 一瞬の輝き
[8/19]
[1]次 [9]前 最後 最初
ライン「助けてやれば良かったはずだ」
ガル「甘さを抜くのにはどうしても必要だった」
エレナ「でも」
レイ「止めるんだ。リーダー達も悲しんでいないと思うのかい」
ロイド「だがな。人の死は計算で割り切って、欲しくは無かった」
リュウジ「彼らはこの先も多くの仲間を失う、耐えられなければ終わりだ」
フェスタの死後から数日経ってようやく、目的地ボナール市郊外に着いた。
リュウジ「いきなりダグラムを持ち込むのは危険だ」
ビリー「何で。早く行こうぜ」
ロッキー「あれが見えないのか」
それは上空を飛び回っている、戦闘ヘリの編隊だった。
キャナリー「きな臭い感じね」
ビリー「でもボナールにはゲリラの仲間が、大勢いるんだろう?」
クリン「僕とハックルが待機しているから、みんなで行っておいでよ」
リュウジ「流星も残る」
結局ロッキー達だけが先行している、デスタンに会いに行く事になった。
ボナールの街はグランプリ開催でお祭り騒ぎであった。
ロッキー達は打ち合わせていた、デスタンの隠れ家へと向かっていた。
キャナリー「あれはデスタンの部下のエディ?」
キャナリーが見たエディは、酒を飲み酔っている様だった。
しかしエディはロッキー達を見つけると、驚き何処かへ行ってしまった。
ロッキーは気にするなと言って、デスタンの隠れ家へ入って行った。
デスタン「き、君達かよく来た。それでダグラムは?」
ロッキー「そんな物すぐに、持ち込める訳が無いだろう。郊外に置いてある」
デスタン「そ、そうだな。君達にしてはいい考えだ。ではすぐに行くぞ」
ビリー「そんなに急がなくてもさあ、グランプリ位見せてよ」
デスタン「状況は急を要しているんだ」
ロッキー「分かったよ」
ロッキー達はデスタンを乗せて、郊外の廃倉庫に向った。
その後ろから車が1台追いかけて来た。
エディ「おおーい。デスタンは裏切り者だ! 気を付けろ」
ロッキー「何!」
ロッキーはデスタンを見ると、服の内側に発信機を見つけた。
ロッキー「デスタン!貴様」
デスタンは車から飛び降り逃げ出した。
後を追うつもりだったが、既に連邦軍の戦闘ヘリが追撃してきていた。
ロッキー達は廃倉庫に滑り込んだ。
その後エディも逃げ込んで来た。
ロッキー「エディ一体どうなっている」
エディ「デスタンが命惜しさに、ゲリラ達を売ったんだ。もうボナールに仲間はいない」
ガル「やはり喉笛を切り裂いておくべきだったな」
エレナ「そんな事より、ここでは拙い。何処かへ一度隠れないと」
エディ「それならエネルギー工場がある。だが5kmも先だ」
[1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ