暁 〜小説投稿サイト〜
流星の歴史介入
流星 一瞬の輝き
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 ライン「助けてやれば良かったはずだ」
 ガル「甘さを抜くのにはどうしても必要だった」
 エレナ「でも」
 レイ「止めるんだ。リーダー達も悲しんでいないと思うのかい」
 ロイド「だがな。人の死は計算で割り切って、欲しくは無かった」
 リュウジ「彼らはこの先も多くの仲間を失う、耐えられなければ終わりだ」

  
 フェスタの死後から数日経ってようやく、目的地ボナール市郊外に着いた。
 
 リュウジ「いきなりダグラムを持ち込むのは危険だ」
 ビリー「何で。早く行こうぜ」
 ロッキー「あれが見えないのか」

 それは上空を飛び回っている、戦闘ヘリの編隊だった。

 キャナリー「きな臭い感じね」
 ビリー「でもボナールにはゲリラの仲間が、大勢いるんだろう?」
 クリン「僕とハックルが待機しているから、みんなで行っておいでよ」
 リュウジ「流星も残る」
 
 結局ロッキー達だけが先行している、デスタンに会いに行く事になった。
 ボナールの街はグランプリ開催でお祭り騒ぎであった。
 ロッキー達は打ち合わせていた、デスタンの隠れ家へと向かっていた。
 
 キャナリー「あれはデスタンの部下のエディ?」

 キャナリーが見たエディは、酒を飲み酔っている様だった。
 しかしエディはロッキー達を見つけると、驚き何処かへ行ってしまった。
 ロッキーは気にするなと言って、デスタンの隠れ家へ入って行った。
 
 デスタン「き、君達かよく来た。それでダグラムは?」
 ロッキー「そんな物すぐに、持ち込める訳が無いだろう。郊外に置いてある」
 デスタン「そ、そうだな。君達にしてはいい考えだ。ではすぐに行くぞ」
 ビリー「そんなに急がなくてもさあ、グランプリ位見せてよ」
 デスタン「状況は急を要しているんだ」
 ロッキー「分かったよ」

 ロッキー達はデスタンを乗せて、郊外の廃倉庫に向った。
 その後ろから車が1台追いかけて来た。

 エディ「おおーい。デスタンは裏切り者だ! 気を付けろ」
 ロッキー「何!」

 ロッキーはデスタンを見ると、服の内側に発信機を見つけた。
 
 ロッキー「デスタン!貴様」

 デスタンは車から飛び降り逃げ出した。
 後を追うつもりだったが、既に連邦軍の戦闘ヘリが追撃してきていた。

 ロッキー達は廃倉庫に滑り込んだ。
 その後エディも逃げ込んで来た。

 ロッキー「エディ一体どうなっている」
 エディ「デスタンが命惜しさに、ゲリラ達を売ったんだ。もうボナールに仲間はいない」
 ガル「やはり喉笛を切り裂いておくべきだったな」
 エレナ「そんな事より、ここでは拙い。何処かへ一度隠れないと」
 エディ「それならエネルギー工場がある。だが5kmも先だ」

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