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流星の歴史介入
流星 一瞬の輝き
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届けられた。
 その中に2機の砂漠戦用の、デザート・ガンナーがあった。

 ガルシア「ガキ共砂漠戦の恐ろしさを、たっぷりと味合わせてやる」

 それからのガルシア隊の攻撃は、昼夜を問わず行われた。
 2足歩行のダグラムでは砂に足を取られ、いつもの軽快な動きが出来ず苦戦するばかり。
 逆にデザート・ガンナーは6本足で砂漠上でも、滑る様に高速移動が可能であった。
 クリン達は追い詰められていった。
 しかも戦闘中に大切な水を失い、ピンチになっていた。

 ガルシア『クリン・カシム! ダグラムを持って投降しろ。そうすれば他の奴らは見逃してやる』

 クリンは賭けに出た。
 もし仲間の命が本当に助かるならば、自分はどうなってもいいと。
 捕虜にしていたハックルにダグラムを操縦させ、仲間に何も言わずガルシア隊に投降した。
 だがロッキー達はクリンを信じ、逃げようとしなかった。
 クリンはガルシア達に今迄の恨みで、暴行を受け続けていた。
 そんなクリン達を見ていたハックルは、これは軍隊では無いやくざだとクリンを助ける事を誓った。

 クリンと一計を案じダグラムが、後30分で爆発すると報告した。
 クリンは仲間を見逃すなら、爆弾の位置を教えると言った。
 ガルシアはこの時休息を取っており、副官のオッペがこの話を聞いていた。
 最初はダグラムなどどうなってもいいと言っていたオッペであったが、クリンが父は自分を見捨て攻撃させている金など出さないと言われ不安になった。
 それで兵士を一人監視に付けて、ハックルに爆弾の解除を命じた。
 クリンと二人ダグラムに上がったハックルは、兵士の隙を突きダグラムから突き落とした。

 ダグラムを奪い返したクリンは、ハックルを乗せて攻撃に転じた。
 休息状態だったガルシア隊は、デザート・ガンナーを1機残し壊滅した。
 最後の抵抗をしょうとした副官オッペは、ハックルに撃たれ死んで行った。

 デザート・ガンナー1機だけとなった、ガルシア大佐はそれでもあきらめず最後の攻撃を仕掛けた。
 だがフェスタがチコをサイドカーに乗せてデザート・ガンナーの下を駆け抜け、チコのビックEガンがデザート・ガンナーを撃ち貫いた。
 動きの止まったデザート・ガンナーを、クリンはダグラムのアームリニアガンで撃破した。

 だが喜びも束の間だった。
 活躍して喜んでバイクを一人、走らせていたフェスタが突然爆発死亡した。
 ガルシア隊副官オッペが死ぬ間際に投げつけようとしていた手榴弾が、サイドカーに落ちていてバイクを走らせていた際に安全ピンが外れ爆発したのだ。
 

 リアナ「何故フェスタを、助けなかったの。リュウジ!」
 リュウジ「仲間の死を受け止められる、心の強さが彼らには必要だからだ」

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