流星 一瞬の輝き
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この話に乗ってしまいクーデターを実行した。
カルメル「サマリン博士。貴方には人民政府のトップから降りて頂く」
サマリン「・・・・・・・」
カルメル「私が平和的に独立を勝ち取って見せましょう」
その時銃を突き付けていたカルメル派が、銃撃を受け死んだ。
???「銃を捨てないと死ぬ事になるがいいのか」
他の者達は銃を捨て降伏した。
陰から出て来たのはバックスと配下だった。
カルメルを除きみんな連れだされていった。
サマリン「馬鹿な事をしたものだ。利用されているとも知らず」
カルメル「私は貴方の様に血で勝ち取る独立では無く」
サマリン「北極ポートを放置して話し合いに応じるとでも」
カルメル「ラコックは私に約束をしてくれました」
サマリン「ではその約束手形を見せてくれんかね」
カルメル「約束手形?」
サマリン「あるんだろう。正式に取り交わした文章が見せてくれ」
カルメル「・・・・・・・・」
バックス「口約束など何の証拠になる。騙されたんだよ」
カルメル「彼は信じられる男です」
バックス「裏切り者が信じる男ね。」
カルメル「・・・・・・・・」
サマリン「今日までご苦労だった。ゆっくり休み給え」
カルメルも連れだされていった。
リュウジ「馬鹿な奴だ。もう少しで大舞台に立てたものを」
バックス「それにしても良く気が付いたな」
リュウジ「俺は博士の様に誰彼構わず信用しない」
サマリン「すまない」
リュウジ「今後はバックスを常に横に置く事だ」
バックス「それでこれからどうする」
リュウジ「ラコックが和平交渉に来るんだろ。博士が出て潰せばいい」
サマリン「そうしよう」
リュウジ「ついでに良い情報も流してやる。ラコックは失脚だ」
和平交渉の日が来た。
地球側はもう既に揃っているが、人民政府の人間はまだ誰の席に居なかった。
突然会場の大型スクリーンが、映像を流し始めた。
それはフォンシュタイン大佐がヘリに乗り込む姿であった。
それをラコックが指示を出して撃墜するというショッキングな映像だった。
会場は騒めき出した。
その時に人民政府の代表が現れた。
サマリン博士である。
サマリン「皆さん遅れて大変申し訳ない」
ラコックは完全にパニック状態であった、カルメルはどうしたと。
サマリン「もう二つ良いものをお見せしましょう」
それはラコックとカルメルが会っていた映像と先日のクーデターの映像だった。
サマリン「これを見られた方はお気づきでしょう。和平交渉などラコックの陰謀でしかありません」
バックス「もう一つ」
それはドナン・カシムの病
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