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流星の歴史介入
流星 一瞬の輝き
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数決で北極ポートを制圧する事に決定。
 俺は密かにバックスと連絡を取った。

 北極ポートへの道は厳しいものになった。
 直接コンバット・アーマーの戦いならば良かったが、間接的攻撃で解放軍を弱らせていく戦法を取られ手の打ちようが無かった。
 長距離や山頂からの砲撃を頻繁に加えられ、少しずつ解放軍は弱体化して行った。
 しかも所々に防御線が張られており、激しい戦いが続いた。
 

 そして裏ではデスタンが、カルメルと接触していた。
 ラコックが代行弁務官の地位に就任した事を、聞かされたカルメルは会う約束をした。
 自分が平和的にデロイヤ独立を勝ち取れば、名声は自分の物になると考えたのである。
 全てが撮影されているのも知らずに。


 それでも解放軍は北極ポートへの最後の難所、カルナック山脈までたどり着いた。
 至る所にトーチカが置かれ寒冷地用コンバット・アーマーのビッグ・フットが、多数配備されていた。

 クリン「ここを抜ければ北極ポートまで後少しだ」
 
 クリンはダグラムを起動させ、立ち上がらせた。
 それに続いて続々とみんなの戦闘準備が整って行く。
 
 クリン「行くぞ!」

 ダグラムを先頭にコンバット・アーマー隊、戦闘車両が続いて行く。
 しかしここは傾斜のきつい雪山だ。
 足を取られ車輪が滑り、機動性が格段に悪くなった。
 そこをトーチカから砲撃され、撃破される者が増えて来た。
 対して敵のビッグ・フットは対策されている、機体であり機動性は落ちない。

 クリン「くそう」

 だがその中で普通に戦闘を、行っている機体があった。
 流星の機体達である。
 
 レイ「クリン。大人しく待っていろ、すぐ終わらす」
 ロッキー「悪いな、クリン。今日はゆっくりと見学してな」

 流星の機体の秘密は足の裏からスパイクが出せる為、足場の悪さが影響しないのだ。
 次々トーチカが攻略され、ビッグ・フットが撃破されていく。
 白銀の要塞と呼ばれたカルナック山脈の攻略は、たったの2日で終わった。
 
 
 フォンシュタイン大佐が事故死したと報道された。
 ドナン・カシムが倒れ、フォンシュタイン大佐が死んだ。
 敵であった二大巨頭が姿を消した。
 解放軍の勢いは正に天にも昇る勢いとなった。

 だがそれは見えざる敵が居るのを知らない為である。
 見えざる敵は自分達の喉元を、既に閉めに掛かっていたのだ。
 そして見えざる敵が動いた。
 カルメルのクーデターであった。
 カルメルはラコックと会談し、このまま行けば地球軍との全面武力衝突は避けられなくなる。
 そうなる前に貴方がトップに立ち、平和的に独立を勝ち取るのですと言われた。
 元々和平論者で気の小さなカルメルは、
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