第六千九百五十二話 港湾都市は
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第六千九百五十二話 港湾都市は
日本はイタリアにさらにお話しました。
「広島といいますか港町はです」
「あっ、船乗りや人足の人が集まってね」
「その斡旋のお仕事がありまして」
そのせいでというのです。
「そうした筋の人が集まるので」
「だからなんだ」
「はい、ヤクザ屋さんが集まります」
自然とそうなるというのです。
「そもそも私のヤクザ屋さんは賭場やテキ屋からですが」
「ああ、ギャンブルとか出店とか」
「そちらからはじまり人足斡旋も重要なお仕事で」
「それでなんだ」
「あの辺りにヤクザ屋さんが多かったのです」
今はどうか知りませんがと言葉の中に含ませる日本です、多分今もそうなのでしょうと思いながら。
「人足斡旋は江戸時代からですし」
「古いんだね」
「幡随院長兵衛さんの本職でもありました」
「あ、町奴の」
日本の今のヤクザ屋さんの歴史は江戸時代からです、そう考えるとマフィアより古いです。
第六千九百五十二話 完
2018・4・4
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