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おぢばにおかえり
128部分:第十七話 梅雨ですその六
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はいいことじゃないか」
「顔じゃなくて性格が奇麗だったらもっといいと思うんだけれど」
 私はそれをふと思いました。言葉にも自然に出ます。
「そこはどうなの?」
「それは勿論」
 わかっているみたいです。それを聞いて少しひっとしたのは事実です。
「ちゃんとわかってるよ」
「わかってるのならいいけれど」
「それでもあれだろ」
 それでもここで反論してきました。私に。

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