第38話 絶剣と妖精の再会
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「リィン、もしかしてその犯人を追うつもりじゃないよね?」
「ん?ああ、俺も君を傷つけられた事には憤りを感じているが残念ながらそれはできないんだ。アイナさんと約束したからな」
俺がここに来たのはフィーや孤児院の人たちにその犯人たちが再び襲い掛かってこないように守るためだ。でもフィーは俺の話を聞いて今度は不機嫌そうな顔をしていた。
「アイナって誰?」
「アイナさんは俺が保護された遊撃士協会のロレント支部を仕切っている人だ。それがどうかしたのか?」
「……女の人だよね?」
「ああ、そうだよ」
「ふーん。他にも出会った女の人とかいるの?」
「他に出会ったといえばエステルさん達と同じ遊撃士のシェラザードさんにボースの市長であるメイベルさんにそのメイドのリラさん……後はルーアンに来て出会ったカルナさんとかかな?」
「……」
な、なんだ?フィーの機嫌がどんどん悪くなっていっているんだが……?
「私がリィンを心配していた時に、リィンは美人のお姉さんたちと仲良くしていたんだ」
「フ、フィーさん?それはちょっと違うような気がするんですが……」
「ふんだ、リィンのバカ」
その後俺は不機嫌になったフィーの機嫌を直すため、抱っこして頭を撫でた後一緒のベットで寝ることになった。でもなんで不機嫌になったんだろうな?
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