番外編068話 if ゲート編 04話
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数がいるのか把握していないくらいにはな」
これは脅しでも何でもなく、完全なる事実だ。
シャドウミラーの中で有人機の主力機がシャドウだが、無人機の主力機として存在するメギロート。
バリアの類がある訳でもなく、攻撃力もシャドウには遠く及ばない機体だが、それでも一定以上の戦闘力はあり、撃破されてもこっちにとっては全く被害がない――メギロートが1機減るのは一応被害と言えるが――のだ。
おまけにメギロートを製造するにも、ホワイトスターにある3つの生産ラインが自動的に作り出してくれるので、特に人が介入する予定もない。
一応何かあった時の為に量産型Wが数人待機しているが、その程度だ。
つまり、そんな状況で24時間延々とメギロートを作り続ける事が出来る。
おまけにホワイトスターと関係のある世界に次々と送り込み、例えばSEED世界ではオーブが実質的な世界の支配者としての後ろ盾となっていったり、マブラヴ世界では火星でBETAの間引きやG元素の奪取といった行為、それ以外にも労働力として便利に使われている。
今はバッタも労働力として多く使われているが、やはり大きな仕事をするとなれば、メギロートの方が役に立つ。
ましてや、今の状況ではメギロートを作る為の材料も各世界から様々な産業廃棄物やら粗大ゴミやらBETAの死骸やらスペースデブリやら、キブツに突っ込む材料に事欠かない。
あー……今の日本にこっちが何も欲しい物がないという風に思っていたけど、ゴミとそういうのを格安の処理料金を貰って引き取るという風にすれば、門世界の日本でもそれなりに資源国として使えるか?
別になければないでいいんだが、あればあっただけ、そういう国はシャドウミラーとしてありがたい訳で。
ともあれ、そんな訳でメギロートは幾ら作っても問題のない状況になっている訳だ。
「あ、あががが……」
役人の口から奇妙な言葉が聞こえたかと思えば、何だか魂の抜けたような表情をしているようにすら思えた。
「その……一応、本当に一応聞きますけど、日本に機動兵器の輸出とかは……」
恐る恐るといった様子で伊丹が尋ねてくるが、俺はそれに首を振る。
「残念だが、兵器の輸出はシャドウミラーとして認めていない」
「そうですか、残念です」
口ではそう言っているものの、伊丹の表情は言葉程に残念そうな様子を見せてはいない。
元から、シャドウミラーの兵器を輸入出来るとは思っていなかったのだろう。
だが、これについては諦めて貰うしかない。
基本的に、シャドウミラーの兵器を別の世界に……そして異世界間同士でも、兵器の輸出は行っていないのだから。
勿論マブラヴ世界の時のように、少数の例外はあるのだが。
だが、門世界の日本にとっては、別にBETAのように人
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