番外編068話 if ゲート編 04話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
と間違いではないだろう。
日本の他の面々も、ビームやらPTやらを見た時以上に驚きを示していた。
「ああ。シャドウミラーは重力……ブラックホールについての研究も進んでいる。あのPTとかに使われている動力炉も、ブラックホールを利用したブラックホールエンジンだしな」
そう告げると、返ってきたのは沈黙のみ。
どうやら、これまでの中でも最大限に向こうを驚かせてしまったらしい。
……ブラックホールだと考えれば、当然か。
向こうの世界の技術レベルでは、到底考えられない事だろうし。
いや、そもそも俺達の出身世界であっても、ブラックホールエンジンは非常に希少性が高い代物だった。
ヒュッケバインの事故とかあったから、危険視もされてたしな。
だが、そこはシャドウミラーの技術班。
俺が入手してきた機体や情報等から分析し、研究し、今ではブラックホールエンジンはシャドウミラーにおいて普通の代物となってしまったのだ。
元々、シャドウミラーでは重力関係の技術って、そこまで研究されてなかったんだけどな。
「……」
役人は、俺の言葉にただ唖然とするだけしか出来ない。
恐らくだが、日本の戦力とどれくらいの戦力比であるのか……といったことを考えているのだろう。
ちなみに、SEED世界の話だが、最初期のMSジンとMA――という名の戦闘機――の戦力比は、1:3、もしくは1:5と言われる事もある。
SEED世界は当然のように日本よりも技術的には進んでおり、戦闘機の能力として考えてもメビウスの方が間違いなく上だろう。
同時に、ザフトのジンとシャドウミラーの主力量産機のシャドウの性能差は、それこそ比較にならないだけのものがある。
もっとも、メビウスはあくまで宇宙用の戦闘機であって、大気圏内で使われている戦闘機と軽々しく同一視は出来ないような気がしないでもないが。
そう考えれば、日本の戦闘機とシャドウの戦力比はどれくらいになるのやら。
ああ、でもバッタとかなら自衛隊の戦力でもどうにか出来るか?
もっとも、ディストーションフィールドを持っているバッタを相手だけに、バルカンとかそういうのではなく、ミサイルとかが必要になるだろうが。
そして日本で使っているミサイルは、安くても数千万……場合によっては億単位の値段がした筈だ。
バッタの数を考えれば、日本にとっては悪夢だろう。
「ちなみに……」
そう告げると、役人や伊丹達が我に返ってこっちに視線を向けてくる。
まぁ、空中で行われている模擬戦の方にも意識が向けられているのは間違いないが。
「アルヌスの丘で門を守る為にいたメギロート……カブト虫型の無人機だが、あの機体は数万……いや、数十万、もしくはそれ以上の数が存在している。俺でも実際にどれだけの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ