番外編068話 if ゲート編 04話
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から、それで驚くなという方が無理だろう。
いやまぁ、門世界と繋がっている門をメギロートが守っているのを考えれば、こっちがロボットの類を持っていても不思議ではないと考えてもおかしくはなかったんだが……ああ、でもこうして見る限りではそこまで考えが及ばなかったのか? それとも、単純にそう思いたくはなかったのか。
ともあれ、シャドウミラーの機体が動いているのを見た日本の面々は、ただ唖然としてそれを見ているしか出来ない。
そうして機体が俺達の前に着地すると、やがて模擬戦を始める。
もっとも、演習プログラムを用いての模擬戦である以上、ビームや重力波の類は最低の威力でだが。
……一応模擬戦プログラムを使えば、ビームやら何やらも実際には使わないで模擬戦出来るんだが……この辺りは、それぞれの趣味が多分に影響している。
最低威力まで弱めたビームの類は、食らっても特に問題はないので、普通にビームとかを使って模擬戦をする奴もいれば、プログラムの方が簡単に出来て好きだという奴もいるのだが……今日は日本の面々に対してシャドウミラーがどのような存在なのかを見せる、おもてなしをする必要があるので、実際にビームとかを使って貰った。
こういう時、シャドウミラーの機体は実弾兵器を殆ど使ってないから、流れ弾とか気にしなくてもいい分、楽だよな。
当然模擬戦の場合に実弾兵器はペイント弾の類を使うのだが、ペイント弾であっても、日本の人間辺りであれば当たった場合致命傷になる事もある筈だ。
だが、基本的にシャドウミラーの機体というのは、ビームや重力波砲の類が主力となっている。
まぁ、シャドウミラー……国じゃなくて部隊だった頃に使っていた実弾兵器の類はあるので、実弾兵器が全くない訳じゃないし、S-11ミサイルの類もあるのだが。
「うわ……ビームだ……」
誰が呟いたのか、ビームが放たれたのを見ると、そんな声が響く。
日本では、ビームは勿論だがレールガンの類もまだ存在していないらしいからな。
まさにここで見る事が出来る光景は、驚愕の一言以外にはないだろう。
「その……アルマー代表。ビームはともかく、時々放たれている黒いのは何でしょう?」
恐る恐るといった風に伊丹が尋ねてくる。
まぁ、ビームは見ればすぐに分かるが、黒いの……重力波砲の類は見ても分かれという方が無理か。
「あれは重力波砲の類だな」
『重力波砲!?』
伊丹の質問に答える声を日本の全員が聞いていたのだろう。
殆ど同時に驚愕の声を漏らす。
「そ、その……アルマー代表。シャドウミラーは、もしかして重力を自由に操ったりといった事も出来るのですか?」
伊丹を押しのけ、役人が俺に尋ねてくる。
その役人の表情は、切羽詰まっている……と表現しても、きっ
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