第2話 士官学校の日々
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輩の所へ入り浸って居るので自然とヤンやラップやアッテンボローとは知り合いになりましたよ。
宇宙暦785年12月
■同盟軍士官学校 事務局次長室
「おいアッテンボロー、お前さん怪しげな地下組織を作ったらしいな」
「キャゼルヌ先輩の薫陶のお陰ですよ」
「ぬかせw」
「まあアッテンボローは反体制派だからね」
「ヤン先輩それは酷いですよ。そうだラップ先輩、良い本がありますよ読んでみませんか」
「ハハ、そうだね」
「おい、アッテンボロー、セクハラ紛いの本だとやばいから、気を付けろよ」
「大丈夫ですよ、その辺はね」
「何と言っても、ロボス提督のご令嬢が此処へ出入りしているんだから、セクハラで訴えられるぞ」
「リーファ先輩の事ですね、先輩なら大丈夫ですよ。
何と言っても我らの有害図書愛好会の有力なスポンサーの1人ですからね」
「本当かい、提督が聞いたらアッテンボローお前、宇宙へ素っ裸で放り出されるぞ」
ニヤニヤとキャゼルヌが話す。
「そりゃたまらんですな、リーファ先輩には秘密を厳守してもらわなきゃ」
「アハハ、そうだなアッテンボロー、素っ裸で宇宙遊泳はたまらんな」
「ラップ先輩、酷いですよ」
「あら、私の悪口かしら、アッテンボロー」
いきなり入ってくるリーファにアッテンボローがビックリする。
「えーと先輩何時からドアの外に居たんですか?」
「スポンサーの辺りからかしらね」
「じゃあ、お願いします。絶対に言わないで下さい」
「宇宙遊泳見て見たいなっていったりして」
ニヤニヤ笑うリーファ。
「リーファ大先輩マジ勘弁」
「アッテンボローは女姉妹の末っ子だから女性には弱いんだな」
「ヤン先輩フォローになってないですよそれ」
「いいわ、私も怒られたくないから、黙ってますよ」
「先輩マジ感謝です」
ニヤッとする、リーファ。
「その代わり、今度の休日に私とデートしなさい」
「えっ」
「あら、嫌なの?自慢じゃないけど私、士官学校でも5本の指に入ると思うわよ」
ぼそっとヤンとラップが言い合っている。
「女傑度はNo1だけどね」
「先輩、聞こえてますよ。けど自覚してますから良いですけどね」
「アッテンボロー、男冥利に尽きるじゃないか、精々エスコートして差し上げろよ」
「酷いですよキャゼルヌ先輩」
「ていうわけで、来週の日曜はどっかへ連れて行きなさい」
ガックリする、アッテンボロー。
「判りました、リーファ先輩」
「判れば宜しい」
「所でリーファなんか用があったんじゃないのか?」
「あっ忘れてました。今度の射撃訓練で使う実包の補給をお願いしに来たんです」
「ブラスターやビームライフルじゃなく、実包か」
「ええ、その方が撃ちやす
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