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混沌の魔術師と天空の巫女
第8章 日常編
謎の殺人集団
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『だーれだ?』

「シャンディー!」

出てきたのはシャンディーだった。

『わぁー!!コージがさっそく連絡して来た!!!!』

『ぬぅ?意外と早いのぅ。』

さらにはマスターまで出て来た。

「実はですね・・・」

俺は捕まえたこいつを見せて、殺人集団の事を話した。

『成程・・・話には聞いていたが、う〜〜〜む・・・
 ワシも詳しくは知らんのう・・・・・・。』

マスターはそう言うのだった。

『これ僕知ってるよ。』

「『!』」

そう言ってきたのはシャンディーであった。

『それは“キョンシー”って言うんだよ。』

「キョンシー?」

『この国じゃあ知らないのも無理ないかもね。
 キョンシーは東洋の妖怪で、元は死体なんだよ。』

『死体じゃと!!?』

シャンディーの言葉にマスターは驚く。

「やっぱりなのか・・・。」

俺はそれに納得する。

『うん。』

『詳しく説明してくれ。』

『いいよ。キョンシーって言うのはね、
 ゾンビみたいなものだよ。
 おまけにそのキャンシーは札を貼っているね。』

「ああ。」

『実はね、キョンシーはその札で動く。つまり・・・』

「誰かが操っている事か!!!」

『そういう事。』

シャンディーのおかげで、色々とわかったぜ。
さらに詳しい事も話してくれた。

『キャンシーは本来ね、旅先で死んだ人々の遺体を
 歩けるだけの術を使って、お墓に埋めてあげるんだ。』

『それが何故、この様な使いように?』

『恐らく、戦闘要員としてできる事がわかって・・・』

「・・・そうか。」

それ以上は言わなくてもわかる・・・・・・。

『兎に角、キョンシーを止めるんなら、貼っている札を外す事。
 そして操っている奴を探すんだよ!!
 あ、それと、キョンシーの中には魔法も
 使える奴もいるから気を付けて!!』

「わかった。わざわざありがとうな。」

『うん!!』

『気を付けるんじゃぞ。』

「はい!!!!」

俺はそう返事し、切った。

「取りあえず、このキョンシーの札、外そう。」

俺はそう言い、妖精の球(フェアリースフィア)を解除させた。

「ふん!!!」

そして光速の速さで、札を取った。


ベリっ!!!バタン!


キョンシーはそのまま倒れた。

「本当に札を外しただけで動かなくなったな・・・ん!?」

俺はすぐにある事に気づく。

「来る・・・!!!!」

臭いでわかった。あのキョンシーの集団がこっちにやって来ている・・・!!!!

「決着付けてやる・・・!!!!」

俺はそう決める事にし
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