暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
12部分:第三話 高校生と大学生その四
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ね」
 そこまで聞いてまた思うことです。こう思うのって嫌なんですけれど。
「新一君私の弟みたいですね」
「あはは、そうね」
 奥さんはそれを聞いて笑われます。
「やんちゃだしいい加減だし」
「あまり気持ちのいい考えじゃないですけれど」
 本当にそうです。よく言われるんでその度に本当に嫌な想いをします。
「確か千里ちゃんはご兄弟は」
「妹が二人です」
 一回中村って苗字で三人姉妹なんで中村紀洋さんのお子さんと同じだって言われました。それを言ったのはあの新一君なんですが。
「じゃあ男の子は」
「いないです」
 何故かわからないですけれど親戚で女の子ばかりって私のところだけなんです。これもいんねんなんでしょうか。いんねんは色々あるんです。いいのは白いんねん、悪いのは悪いんねんって呼ばれています。
「じゃあ丁度いいじゃない」
「そうそう」
「よくないです」
 俯いて言いました。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ