第二十四話
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「大きな熊です」
「お前な上官に熊はないだろ」
と、気にせずに客間に向かうと!
極稀に見る事が出来る、オフレッサーのスーツ姿だ。黒のスーツに中にはグレイのTシャツでソファーの横にはエールの樽が置いてある。
「暇なのかな?」
「最近は暇で暇で訓練しかないからな」
「ラインハルトが大きな熊がきたと言っていたが確かに熊だな」
「熊か!不思議と違和感がないな、坊主共に言われても納得出来る。熊のプーさんか?」
「プーさんは無理だろ、あれは可愛いのだ卿は恐怖の対象だろうが」
「失礼な奴だな、酒も出さずに俺を否定しおってからに」
「それはすまん、何が飲みたいのだ?」
「お任せだ」
「・・・・・ジーク、適当に持って来てくれ。プーさんと俺のもな」
オフレッサーは顎に手を置き考えているが
「何を考えてんの」
「・・・・・」
「おいおい無視かよ」
「イゼルローン要塞に帰ったら家族にプーさんの話をしてみる。息子も生まれたばかりだしな気にいるかな?」
「着ぐるみでも来てみたらどうだよ」
「着ぐるみか・・・・考えておく」
考えんのかよ、此奴は本当にあのオフレッサーか?
「妻達を連れて遊びに行っても良いかな?」
「是非に来てくれ、もう二月も来てないだろうが」
「分かった、来週には帰るしその時に邪魔するよ」
「おう、娘も卿に会えないと寂しがっているのでな。卿を兄と思っているしな」
「何だと!本当か」
ロルフはオフレッサーに食いつく
「うむ、本当だがどうした」
「妹が一人増えたぞ!これは祝杯だなウン」
「ロザンナが喜ぶ」
父親の顔で喜ぶオフレッサーに二人になった妹に喜ぶロルフだった。
オフレッサーの娘はロザンナ16歳で息子も生まれたばかりで一歳の息子がいた。
ロザンナが兄弟が欲しいと駄々を言い、夫婦は夜の営みを頑張ったのであった・・・・
残念ながらロルフは二人の妻との間にまだ子供が出来て居ない、頑張ってはいるがこれだけは夫婦の頑張りで何とかするしかないのだが、プラネート内には女性がいない前線には女性を配置しないのが帝国軍だ。
しかしだ、イゼルローン要塞には独身女性が数多いる。週に一度の後方基地に帰還する全将兵がその時を狙い女性を口説いていた。
全員が独身返上を夢見て金を使い飲み屋に消えていった。
その中でも普通にイゼルローン方面軍、ザ・出会いパーティーに参加し毎日数千のカップルが誕生していた。
経費は軍から全額出ていたので毎日おこなわれていた、是非に結婚して欲しいものだな人口減少に歯止めを掛ける為にね。
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