118部分:第十六話 色々と大変ですその五
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また随分昔のお話です。私はあまり知りませんけれど。
「豆乳なんて」
「豆乳は身体にいいですよ」
私は豆乳大好きなんです。身体にもいいですし。
「それに美味しいですし」
「まあそうだけれど。ただ」
「ただ?」
「私が言うのもあれだけれど」
急に様子が変わってきました。腕を組んで首を捻っておられます。
「それで伸びるの?」
「背、ですか」
「ええ。伸びるの、豆乳で」
「多分」
私も凄く自信ないですけれどこう答えます。
「多分伸びると思います。私だってまだ十五ですし」
今年で十六になります。成長期はまだありますよね。
「ですから。多分」
「どうかしらね。私だってね」
先輩の顔がまた変わります。まだ急に。
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