暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
118部分:第十六話 色々と大変ですその五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
また随分昔のお話です。私はあまり知りませんけれど。
「豆乳なんて」
「豆乳は身体にいいですよ」
 私は豆乳大好きなんです。身体にもいいですし。
「それに美味しいですし」
「まあそうだけれど。ただ」
「ただ?」
「私が言うのもあれだけれど」
 急に様子が変わってきました。腕を組んで首を捻っておられます。
「それで伸びるの?」
「背、ですか」
「ええ。伸びるの、豆乳で」
「多分」
 私も凄く自信ないですけれどこう答えます。
「多分伸びると思います。私だってまだ十五ですし」
 今年で十六になります。成長期はまだありますよね。
「ですから。多分」
「どうかしらね。私だってね」
 先輩の顔がまた変わります。まだ急に。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ